- 発売日:2025/03/14
- 出版社:思文閣出版
- ISBN:9784784220915
目次
序(松田利彦)
第Ⅰ部 研究の現状と本書の梗概
植民地期朝鮮とグローバルな知の連関―研究の現状―(松田利彦)
「知」で台湾を世界と結ぶ―近年台湾史の研究成果を手掛かりに―(陳姃湲)
要旨(松田利彦・陳姃湲・通堂あゆみ・やまだあつし・鄭駿永)
第Ⅱ部 日本本国における知の形成と植民地
近代日本精神医学にみる音楽療法の諸相と連環(光平有希)
近代日本における衛生統計調査の射程―東亜研究所『東亜諸民族の死亡に関する衛生統計的調査』(一九四三年)の成立背景―(香西豊子)
第Ⅲ部 科学と帝国主義
鳥居龍蔵の民族誌と学知の発信(中生勝美)
帝国の藻類学―岡村金太郎の朝鮮産海藻研究―(石川亮太)
日本統治期台湾林業と植物学―ドイツ林学とアメリカ・ロシア植物学の交錯を中心に―(やまだあつし)
第Ⅳ部 植民地医学の形成と展開
蛇毒と寄生虫―北島多一、高木友枝とその周辺―(石原あえか)
帝国日本と脚気研究―植民地朝鮮における軍医・佐藤恒丸の研究を中心に―(松田利彦)
日本帝国における血液型と指紋をめぐる人類学的関心―法医学者・古畑種基による研究を手がかりに―(高野麻子)
満洲移民と栄養研究―安部淺吉と紫藤貞一郎による主食研究を手がかりに―(福士由紀)
第Ⅴ部 植民地大学における知の生産
京城帝国大学予科・ふたりの自然科学者―森為三と竹中要にみる近代日本植物学研究の進展と「帝国」の学知―(通堂あゆみ)
戦前・戦時期のアジア論と日本社会科学者の植民地経験―京城帝国大学時代の森谷克己を中心に―(周雨霏)
風土と科学―富士貞吉に見る衛生学と植民地台湾の服装改良―(顏杏如)
第Ⅵ部 植民地現地の知と被支配民族
裏面の近代史―日朝における閔妃の伝記―(森岡優紀)
「植民地」官僚の統治認識―樺太と南洋―(加藤道也)
林茂生における「帝国主義」と「植民地」―言説上の同盟―対抗関係に着目して―(駒込武)
ウイリアム・E・グリフィスの植民地主義と朝鮮―キリスト教ネットワークと知の連関―(李省展)
コロニアリズム教育に対する批判としての民主主義教育?―呉天錫のコロンビア大学博士論文と民主主義教育論のグローバルな連環―(鄭駿永)
共同研究「植民地帝国日本とグローバルな知の連環」報告一覧
あとがき/索引(人名・事項)
第Ⅰ部 研究の現状と本書の梗概
植民地期朝鮮とグローバルな知の連関―研究の現状―(松田利彦)
「知」で台湾を世界と結ぶ―近年台湾史の研究成果を手掛かりに―(陳姃湲)
要旨(松田利彦・陳姃湲・通堂あゆみ・やまだあつし・鄭駿永)
第Ⅱ部 日本本国における知の形成と植民地
近代日本精神医学にみる音楽療法の諸相と連環(光平有希)
近代日本における衛生統計調査の射程―東亜研究所『東亜諸民族の死亡に関する衛生統計的調査』(一九四三年)の成立背景―(香西豊子)
第Ⅲ部 科学と帝国主義
鳥居龍蔵の民族誌と学知の発信(中生勝美)
帝国の藻類学―岡村金太郎の朝鮮産海藻研究―(石川亮太)
日本統治期台湾林業と植物学―ドイツ林学とアメリカ・ロシア植物学の交錯を中心に―(やまだあつし)
第Ⅳ部 植民地医学の形成と展開
蛇毒と寄生虫―北島多一、高木友枝とその周辺―(石原あえか)
帝国日本と脚気研究―植民地朝鮮における軍医・佐藤恒丸の研究を中心に―(松田利彦)
日本帝国における血液型と指紋をめぐる人類学的関心―法医学者・古畑種基による研究を手がかりに―(高野麻子)
満洲移民と栄養研究―安部淺吉と紫藤貞一郎による主食研究を手がかりに―(福士由紀)
第Ⅴ部 植民地大学における知の生産
京城帝国大学予科・ふたりの自然科学者―森為三と竹中要にみる近代日本植物学研究の進展と「帝国」の学知―(通堂あゆみ)
戦前・戦時期のアジア論と日本社会科学者の植民地経験―京城帝国大学時代の森谷克己を中心に―(周雨霏)
風土と科学―富士貞吉に見る衛生学と植民地台湾の服装改良―(顏杏如)
第Ⅵ部 植民地現地の知と被支配民族
裏面の近代史―日朝における閔妃の伝記―(森岡優紀)
「植民地」官僚の統治認識―樺太と南洋―(加藤道也)
林茂生における「帝国主義」と「植民地」―言説上の同盟―対抗関係に着目して―(駒込武)
ウイリアム・E・グリフィスの植民地主義と朝鮮―キリスト教ネットワークと知の連関―(李省展)
コロニアリズム教育に対する批判としての民主主義教育?―呉天錫のコロンビア大学博士論文と民主主義教育論のグローバルな連環―(鄭駿永)
共同研究「植民地帝国日本とグローバルな知の連環」報告一覧
あとがき/索引(人名・事項)
