• 発売日:2007/08/30
  • 出版社:青弓社
  • ISBN:9784787220233

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紙芝居と〈不気味なもの〉たちの近代

紙芝居と〈不気味なもの〉たちの近代

通常価格 3,740 円(税込)
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  • 発売日:2007/08/30
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商品説明
戦前には〈不気味なもの〉として街頭から排除された紙芝居は、一方では、教育紙芝居や国策紙芝居として活用されていった。紙芝居の昭和史をたどり、『ゲゲゲの鬼太郎』を生んだ紙芝居『墓場奇太郎』などを分析して、近代における異端の実相を読む。
目次
序章 境界と両義性を超えて
 1 はじめに
 2 トーテミズムから人類学機械へ
 3 タブーから不気味なものへ
 4 歴史の天使と民衆
 5 紙芝居研究の原点

第1部 紙芝居はどこからくるのか

第1章 紙芝居の時代
 1 昭和恐慌と紙芝居の流行
 2 紙芝居の歴史
 3 紙芝居の実態と地域性

第2章 紙芝居に介入する社会
 1 統制と対抗
 2 街路の学校化

第2部 物語とメディア

第3章 醜いヒーローの形態学
 1 物語の原風景
 2 『墓場奇太郎』の誕生と成長
 3 地底と空の形態学

第4章 絵の〈声〉を聴く
 1 紙芝居と〈声〉
 2 マンガと文字
 3 絵の〈声〉を聴く

第3部 〈不気味なもの〉たち

第5章 怪奇の近代
 1 『遠野物語』と怪談の間
 2 荒ぶる神の原基
 3 不気味なものへ

第6章 〈不気味なもの〉をめぐる問題系
 1 社会的周縁と象徴的全体
 2 ケガレ論からの問い直し
 3 聖なるものの両義性を超え
 4 われらが自我の幻想とメディア

終章 越境するローカルなもの
 1 「境界」と「道」
 2 紙芝居のトポス
 3 ローカルなものと交通空間
 4 グローバルなものとローカルなもの

あとがき

人名索引

事項索引
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