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それでもなおユダヤ人であること

それでもなおユダヤ人であること

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商品説明
重いリュックを背負って、しなやかに歩む!
旧約聖書の時代から
ディアスポラとして暮らしてきた彼らが、
今もユダヤ人であり続けるのはなぜか?

ある場所からの出立は、ユダヤ史において繰り返されてきた光景であった。
出エジプト、バビロニア軍による追放(第二次バビロン捕囚)、
ローマ軍の侵攻で第二神殿が崩壊した後の各地への離散(ディアスポラ)、
レコンキスタ後のイベリア半島からのユダヤ人追放、
ナチスのホロコーストからの逃亡……。

ユダヤ人の歴史の長さと重みに比して、
著者がアルゼンチンで出会ったユダヤ人は、
ブエノスアイレスの自由な空気を享受し軽やかに生きているように見えた。
きわめて厳格な宗教法にもほとんど拘束されない。
それでもなおユダヤ人であるのは、なぜ・どのようにしてなのか。
きわめて曖昧ながらもたしかに存在する、現代に生きるユダヤ人の生き方を描く。


ユダヤ性の核心に迫り、
ユダヤ人やユダヤ教のイメージを覆す
ユダヤ人の生活に2年間密着した長期調査にもとづく
日本で初めての、ユダヤについての文化人類学の本。
世界的にも、文献調査を中心としないユダヤ学の本は珍しい。

イスラエル在住経験もある著者が、
敬虔ではない、世俗的ユダヤ人にフォーカスする。

ユダヤ教の教義や原理原則が、
実際の生活や儀礼のなかでどれだけ尊重され、
どれだけ換骨奪胎されているのか。
それでもなお残っているものは何か。
すべての皮をむいた後に浮かび上がる
ユダヤ性の核心に迫る。
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