• 発売日:2016/04/02
  • 出版社:草思社
  • ISBN:9784794221988

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文庫 昭和二十年 第10巻 天皇は決意する

文庫 昭和二十年 第10巻 天皇は決意する

通常価格 1,650 円(税込)
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  • 発売日:2016/04/02
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  • ISBN:9784794221988
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商品説明
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。

本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。

天皇は何を考えているのか。その日常と言動、さらには態度決定の仕組みなど、
戦争終結に向かうまでの核心部分に迫った天皇論。
沖縄で絶望的な戦いが続く6月。
(6月9日)
目次
第29章 天皇、皇太后、直宮、内大臣(六月九日)
孤独な天皇
最後の元老の重大な怠慢
疎まれた助言者、直宮
戦争責任者処罰の問題
ただひとりの助言者、内大臣
情報提供者、たとえば松井成勲
東大法学部長、南原繁
高木八尺が昭和十六年にしたこと

第30章 ルーズベルトとグルー(六月九日)
ルーズベルトがカイロでしたこと
日本派、グルーの登場
ルーズベルトはなぜ考えを変えたのか
「日本処分案」を読んで
「ヒンデンブルグの悲劇」を読んで

第31章 近衛、木戸、天皇(六月九日)
近衛文麿の怒り
昭和十六年十月 近衛と木戸
昭和二十年五月 近衛と木戸
南原と高木が考えたこと
ライシャワーの提言
南原と高木、木戸に戦争終結を説く
今朝の空襲でも三千人以上が殺された
マニラの居留民、女子供千六百人は
崩壊した首里戦線背後の二十六万人は
天皇は決意する

引用出典及び註
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