第29章 天皇、皇太后、直宮、内大臣(六月九日)
孤独な天皇
最後の元老の重大な怠慢
疎まれた助言者、直宮
戦争責任者処罰の問題
ただひとりの助言者、内大臣
情報提供者、たとえば松井成勲
東大法学部長、南原繁
高木八尺が昭和十六年にしたこと
第30章 ルーズベルトとグルー(六月九日)
ルーズベルトがカイロでしたこと
日本派、グルーの登場
ルーズベルトはなぜ考えを変えたのか
「日本処分案」を読んで
「ヒンデンブルグの悲劇」を読んで
第31章 近衛、木戸、天皇(六月九日)
近衛文麿の怒り
昭和十六年十月 近衛と木戸
昭和二十年五月 近衛と木戸
南原と高木が考えたこと
ライシャワーの提言
南原と高木、木戸に戦争終結を説く
今朝の空襲でも三千人以上が殺された
マニラの居留民、女子供千六百人は
崩壊した首里戦線背後の二十六万人は
天皇は決意する
引用出典及び註