• 発売日:2025/02/26
  • 出版社:草思社
  • ISBN:9784794227720

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77歳、喜寿のリアル

77歳、喜寿のリアル

通常価格 1,650 円(税込)
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  • 発売日:2025/02/26
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商品説明
生まれてから七十七年、小中高大のクラスの友人はひとりもいない。
わりとこういう人間は珍しいのだろうか。それとも、けっこういるのだろうか。
別段、そのことはうれしくも悲しくもないが、同年生まれの皆さんにご挨拶申し上げる。
皆さん、お元気でしょうか。
自分を顧みてもいうのだが、よくも七十年以上も無事で
――災難にも事故にも事件にも遭わず、また大病もせず――、
ここまで生きてこられたものですね。
まさにご同慶の至りです。(本文より)


もはや文明がどん詰まりまで来て、私たちの暮らしは便利になっているはずなのに、
なぜか昔に比べて生きにくくなってきているのではないか。
時代遅れのあの当時のほうが、現在の進んだ時代よりもよかったのではないか――。
累計16万部突破のロングセラー『定年後のリアル』シリーズの著者が、
77歳の「なんの変哲もない日々」の近況を明かしつつ、
過ぎ去っていった「あの頃の時代」を徹底的に懐かしむ。
目次
はじめに
第1章 七十七歳の日々

これが七十七歳のじいさんの日常 
ありがたいことにまだすることがある 
唯一持っていた自動二輪の免許は返納した 
スマホを持っていない人は変人らしい
ニュースなんか見ない
気になるのは血圧と塩分値(CRE値)
まだ自転車に乗れる
喜寿で亡くなった人

第2章 やっぱり働き方は昔がよかった

勤めた会社が零細企業でよかった
電卓、手動タイプライター、FAXが主流だった
和気藹々がまだまだ残っていた
COBOLの日々
じり貧を運命づけられた商売
貧すれば荒ぶ
もう海外(旅行)への憧れは一切ない

第3章 やっぱり人間関係は昔がよかった

わが理想郷――大分県竹田市
昔の学校では、いじめはなかった
いつの間にか屈託を抱えた
好きなことだけやって、自由に生きる
クライマーという生き方
若い人が死んでしまった
懐かしの奈良へ

第4章 やっぱり小説も映画も昔がよかった

わたしが好きな作家は、みんなじいさん
日本には北方謙三がいるが
小説は単純なものでいいのだ――西村京太郎を読んでみた
S・A・コスビーとC・J・ボックス
司馬遼太郎の『街道をゆく』に戻っていく
やっぱり吉本隆明
昔の漫画がまたよかった
映画は現在の勝ち
スポーツは進化するのか?

第5章 やっぱり音楽もテレビも昔がよかった

やっぱりわたしは昭和でできている
唱歌・童謡の名曲がもったいない
わたしが推薦する昔の名曲
今年、私的に大ヒットした曲
傑作はすべてアメリカのテレビドラマだった
テレビはくだらない――小泉今日子
人生に笑いは必要だが、お笑いはいらない
作意のない人間に魅かれる

第6章 やっぱり今がいい

もちろん、現在のほうがいい部分もたくさんある
タバコ、セクハラ、肩もみ
邪魔な社員旅行、酒の強要、お酌
貧すれば鈍した会社
人間は進化しているのか退歩しているのか、わからない
文明は限界に突き当たっている
七十七歳のじいさんの総括

あとがき――今も昔もない
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