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現場のプロがわかりやすく教えるデータベースエンジニア養成講座

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商品説明
本書は、リレーショナルデータベース(Relational Database)を使っていく上で土台となる考え方を、順を追って解説したものです。データベースの存在意義から始まり、テーブル・行・列といった基本概念、データを安全に管理するためのRDBMS(Relational Database Management System:リレーショナルデータベース管理システム)の仕組みといった、これから「データベースエンジニア」を目指す人が学ぶべきことを広く紹介しています。
また、データベースに格納されているデータを操作するための手段であるSQL(Structured Query Language)という専用言語について、特に多くのページを割いて解説しています。SQLの「使い方」ではなく、基礎となる「考え方」について詳しく説明しています。そうすることで、開発の現場で実践的にデータベースを「扱える」知識が⾝に付きます。蓄積されたデータの中からSQLを駆使してデータを集計したり、何かを発見したりする楽しさは、SQLへの理解が深まれば深まるほど、より大きく実感できます。
なお、SQLの実行には、主としてMySQLを使用しています。SQL自体は ISOによって標準化されているため、本書の内容はMySQL以外の主要なRDBMSでも共通する知識として使用できます。
「データベース」を学びたい人に向けて本書は書かれているので、使いたいデータベースアプリケーションに依らず、データベース学習の第一歩として活用できます。本書を読むことで、最低限のデータ操作ができるようになるとともに、「データベースエンジニアとして学ぶことの『目次』」が脳内にできあがります。この「目次」があるので、日々の研鑽の中で自分の現在位置を確認しながら、不足している部分を少しずつ補い、習得しながら、知っていること、できることを増やしていきやすくなります。本書の「付録」では、さらなる学習のために参考となる「お勧め書籍」を紹介しているので、次のステップのために役立ててください。

●目次
第1章 データベースの役割
第2章 データベースの仕組み(構造)
第3章 データベースを使うということ・学ぶということ
第4章 データ操作SQL入門
第5章 データ抽出、集計のSQL
第6章 データ操作以外のSQL
第7章 テーブルを自分で作ろう
付録 もっと知りたい人のためのお勧め書籍
目次
まえがき
第1章 データベースの役割
 1-1 データベースを学ぼう
 1-2 データベースを使わない世界
 1-3 データベースとは
  リレーショナルデータベース以外のデータベース
 1-4 RDBMS製品のいろいろ
  ▶COLUMN MySQLのインストール
 1-5 データベースの使われ方のイメージ
 1-6 データベースを操作する専用言語:SQL
  RDBMSの専用言語「SQL」
  SQL誕生の背景
  ▶COLUMN SQLはシーケルなのか
  SQLは標準化されている
第2章 データベースの仕組み(構造)
 2-1 何はなくともテーブルとスキーマ
  テーブル
  スキーマ
 2-2 ブラックボックスとして見たときの「RDBMS」
  RDBMSはポートを開いて待ち受けている常駐プログラム
  誰でもデータにアクセスできるわけではない
 2-3 RDBMSに依頼できること
  データ操作
  データベースオブジェクトの管理
  ユーザーの管理
  状態の確認など
 2-4 データを損失から守る工夫
  更新の「かたまり」が重要
  ▶COLUMN トランザクションのACID特性
  みんなで更新するための工夫
  データベース内部でのデータ管理の概念
  トランザクション分離レベル
  変な値を入れさせないようにするための工夫
  バックアップ
  ▶COLUMN 「データを守る」とは即ち「何を想定するか」ということ
 2-5 データへの高速なアクセス
  前提知識
  更新時の工夫
  インデックス
  クエリ最適化機能(オプティマイズ)
 2-6 データベースサーバは1台だけで運用しない
  レプリケーションの活用方法
  ▶COLUMN レプリケーションはバックアップか?
  レプリケーションの同期性:MySQLにおけるレプリケーションの例
  レプリケーション以外の複数台での構成
第3章 データベースを使うということ・学ぶということ
 3-1 データベースを学ぼう
 3-2 安心して壊そう
  インストールとアンインストールの習得
  不要なマシンを利用する
  仮想環境を使う
  レンタルサーバを使う
 3-3 データ操作に関して学ぶべきこと
  RDBMSとデータ操作の基礎
  SQLの基本文法
  高度な参照系SQL
  トランザクションやロックの理解
  パフォーマンスを考慮したクエリ
 3-4 テーブル設計で学ぶべきこと
  テーブルは自分で作るもの
  よいテーブルはよいシステムを生む
  テーブル設計に必要なスキル
 3-5 運用管理について学ぶべきこと
  目的はシステムの安定運用
  RDBMSごとに異なる運用方法
  運用管理に必要なスキルセット
第4章 データ操作SQL入門
 4-1 SQLでのデータ操作の基礎を学ぼう
  マニュアルと友達になろう
  ▶COLUMN 試せ!試せ!試せ!!
 4-2 学習環境の用意:MySQLによる試し方超入門
  MySQL動作環境の構築
  コマンドラインクライアント
  ▶COLUMN 本書における実行例の折り返し表示について
  ▶COLUMN GUIツールとCUI操作
 4-3 INSERT:データの登録(行の追加)
  説明に使うテーブルについて
  データの簡易的な確認方法
  テーブルへの行データの追加登録
  複数の行をまとめて登録したい
 4-4 行の特定について
  行の特定の基本
  行の特定の組み合わせ
  たくさんの完全一致
  否定の表現
 4-5 UPDATE:既存データの更新
  テーブルにあるデータの更新(変更)
  UPDATE文実行時に気を付けること
 4-6 DELETE:既存データの削除
  テーブルにあるデータの削除
  DELETE文の実行時に気を付けること
  ▶COLUMN 誤ったUPDATEやDELETEを避けるには
  ▶COLUMN オートコミットモード
 4-7 SELECT入門
  SELECT文の機能
  SELECT文の概要
  SELECT文の基本構文
  テーブルの別名、カラムの別名
  ▶COLUMN PostgreSQLでの別名
  ▶COLUMN SELECT文とSELECT句
  特別なカラム指定「*」
  ▶COLUMN SELECT文は前から書くもの?
 4-8 トランザクションとロックの試し方
  トランザクション体験の準備
  トランザクションと分離レベルの確認
  ロック待ちの挙動の確認
第5章 データ抽出、集計のSQL
 5-1 イントロダクション
  ▶COLUMN テーブル定義の把握はクエリのスタート地点
 5-2 関数
  関数を学ぶ前に知っておきたいこと
  関数とは
  関数はRDBMSによって異なる
  リファレンスマニュアルの「関数」の部分を眺めてみよう
  関数を試そう
  主な関数
  ▶COLUMN MySQLの円周率は小数点以下6桁?
  ▶COLUMN REVERSE関数の活用例?
 5-3 集計(集約)
  主な集計機能
  集計処理の説明のための準備
  集計処理の基本
  MAXがほしいわけじゃないけどMAX
  日ごとの売上金額
  月ごとの売上金額
  WHEREでもORDER BYでも
  集計して、さらに絞る
  SELECTのテンプレート(拡張版)
 5-4 サブクエリ
  クエリの結果の種類
  SQLの要素の再確認
  サブクエリ使用時の注意点
 5-5 複数のテーブルからのデータ取得(JOIN)
  回り道:2つのテーブルから単にデータを取得する
  ▶COLUMN 複数テーブルからの全組み合わせで数値を生成
  複数のテーブルからデータを取得するとは、新しいテーブルを作るということ
  回り道:2つのテーブルから意味のあるデータを取得する
  ▶COLUMN 取得する内容を厳選しよう
  テーブルの結合(JOIN)
  LEFT OUTER JOINでしか表現できないもの
  OUTER JOINとINNER JOIN
  ▶COLUMN はみだした北海道地方も結果に含めたい(FULL OUTER JOIN)
 5-6 CASE式
  CASE式の基本構文
  CASE式のポイント
 5-7 CTE
  CTEを使おう
  CTEは続くよ何度でも
  何度も使いたい
  再帰CTE
 5-8 ウィンドウ関数
  ウィンドウ関数とは
 5-9 SELECTで使うその他の機能
  UNION
  DISTINCT
  LIMIT
  ▶COLUMN LIMIT句がないRDBMSでの出力件数制限方法
  INSERT~SELECT
  CREATE~SELECT
第6章 データ操作以外のSQL
 6-1 トランザクションのSQL
 6-2 ユーザー管理・アクセス管理のSQL
  MySQLでのユーザーの作成
  MySQLで新たに作ったユーザーでアクセスしてみる
  アクセス権の付与
  アクセス権が設定されたことの確認
  GRANT文の説明
  権限設定方針の例
 6-3 実行計画(EXPLAIN)
 6-4 CREATE/DROP
 6-5 TRUNCATE
  なぜTRUNCATE?
  きれいさっぱり元に戻る
  TRUNCATEはDDL
  MySQLでの動作例
 6-6 データの投入
  データ投入の大きな流れ
  INSERT文での投入
  ▶COLUMN PostgreSQLへのINSERTにご用心
  CSVファイルなどの読込登録機能
  ▶COLUMN RDBMSの動作情報をいっぱい知ろう
第7章 テーブルを自分で作ろう
 7-1 テーブルは自由だ!
  テーブル設計の目的
  テーブルを作る「ルール」
  テーブル設計に唯一の答えはない
  作る前に尋ねるな、作ってから尋ねろ
 7-2 名前と型と制約と
  RDBMSとのお約束
  テーブル作成に必要な項目
  テーブル作成の例
  まとめ
 7-3 テーブル設計の第一歩
  図書貸出サービスのテーブル設計例
  ▶COLUMN テーブル設計はデータベース力+実務力
  ▶COLUMN 繰り返しを避けて、ほかのテーブルにするのがよい例
  ▶COLUMN ヨコモチ・タテモチ
 7-4 こんなテーブルはイヤだ
  通販データの例
  いきすぎた「真実は1つ」
  ▶COLUMN 正規化なんてしなくていい!?
付録 もっと知りたい人のためのお勧め書籍
 次に読むべき本
 ▶COLUMN 地球まるごとデータベース
 総合・テーブル設計
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