2025年大河ドラマ『べらぼう』でも注目! 今読んでも面白い!?
江戸時代の日本人たちが愛した文学作品について、コミカライズを交えて楽しく解説!
クールジャパンの一角を担う日本の伝統文化。その中で、時代が近いために芸術作品や遺構が多く残りつつも、現代日本と異なるイメージの強い江戸文化は、国内外問わず人気を集めています。
そんな江戸文化において発達したものに「出版物」があります。かつては時の権力者によって編纂を命じられたり、貴族や僧侶ら上流階級が手慰みにしただけの書物が、この時代に一般庶民にまで下りてきたのです。
そのような流れで創られた作品たちは、
「ご先祖たちも同じ思いだったんだ」と共感するものから「ご先祖たち大丈夫?」と引いてしまうものまで実に多彩。
時には幕府に睨まれて取り締まられながらも、可能な限り思想、良心そして表現の自由を謳歌して創られました。
そこで本書は、江戸文化喧伝家として活動している著者により、作品たちを選りすぐったうえでマンガ化!
授業や受験対策で名前だけは覚えた有名作や、現代カルチャーの元ネタかと思しき意欲作などについて、ダイジェストやエピソードマンガで楽しみながら内容を知ることができます。
現代人にも読みやすくとっつきやすい内容で、当時の文化や世相、空気感を味わう教養の入り口としても最適の1冊です。