通関士試験にはさまざまな形式の問題が出題されますが、その中でも選択式問題、とくに「語群選択式問題」は配点が他の出題形式よりも高いため、得点源になりやすいと同時に落としたくない設問群です。確実に正解するためには、出題形式への慣れと同時に、出題テーマへの確かな理解も求められます。本書は、この2つのポイントを押さえ、選択式問題でしっかり得点できるようになる受験対策本です。
出題範囲の各テーマについて、まずは頻出テーマに関する例題を提示。そこから解答するための指針が、図解を交えた解説で簡潔にまとめられているので読んで学びます。解説を読んだら続けて出題される空欄穴埋めの演習問題に挑戦して解くことで、テーマへの理解を深める構成となっています。
また、テーマによっては選択式問題の選択肢として実際に出題された内容の正誤を判断する「試験問題にチャレンジ!」もあり、演習要素がさらに充実しました。
巻末には令和6年度に実際に出題された「語群選択式問題」を収録。また、第1回試験からのテーマごとの出題実績を掲載しつつ、各テーマにはそれに合わせた現在の重要度を提示しています。移動や空き時間でのちょっとした学習に、ぜひ役立ててください。