序 両大戦間期フランスの表象――女性、戦争、植民地/澤田直
Ⅰ 黒人世界・植民地・戦争
『黒人世界評論』と『正当防衛』――意識を目覚めさせる二つの武器としての雑誌/ドミニク・ベルテ
人種主義と帝国主義に抗して――ナンシー・キュナードの『ニグロ・アンソロジー』(1934年)/中村隆之
アンリ・マティスとプリミティヴィスムの変容/大久保恭子
Ⅱ 美術と文学の女性たち
1930年代のシュルレアリスムとクロード・カーアンのアンガージュマン/永井敦子
女性写真家と作家たち――ジゼル・フロイントを中心に/澤田直
戦時下における看護婦、炊事婦、女性戦闘員の文学表象――デュアメル、セリーヌからエルザ・トリオレまで/ジゼル・サピロ
マルグリット・デュラスにおける想起、記憶喪失、そして忘却/小川美登里
Ⅲ イメージの戦い
1930年代末のフランス映画における第一次世界大戦――女性表象の映画的特徴と社会的問題/ロラン・ヴェレー
アノニムな美徳――アンドレ・バザンの日本映画評を通して見出される「天才」の概念/大久保清朗
水木洋子のインドシナ――『浮雲』(1955年)再考/木下千花
戦争にあらがうフランス映画――軍服の表象をめぐって/野崎歓
あとがき/野崎歓