本書は現代の空母艦載機――映画『トップガン』で活躍する戦闘機のように、艦艇で運用する軍用機――を扱ったものです。多くの記事は、月刊航空雑誌『Jウイング』に掲載されたものを再編集しており、写真や図、表を使用した誌面が特徴のムックです。
「洋上の航空基地」とも言える「空母」は、現在はアメリカ、中国、ロシアをはじめとする世界8か国がこれを所有しています。大きな飛行甲板を持つ護衛艦を運用する日本も、まもなくここに加わります(空母とは明言していませんが)。
その空母艦上で運用されるのが、「空母艦載機」です。かつては「陸上機」と対になる概念として「艦上機」という言葉がありましたが、現在は在日アメリカ海軍の出す文書でも「空母艦載機」または単に「艦載機」という言葉が使われています。
空母艦載機には、戦闘機、電子戦機、早期警戒機、輸送機、救難ヘリなど、多彩な機種があります。そして、飛行場に比べるとずっと狭い艦上で運用するための工夫が随所に見られます。またアメリカ海軍の空母艦載機は、日本の岩国基地と厚木基地を拠点に活動していることから、一定の人気があります。
そういった空母艦載機の魅力をぎゅっと凝縮した本が本書です。