第一章理系と文系のあいだで
科学への憧れ
文学と科学
細胞
最先端の瞬間
生命と小説
変
街の生き物
幕張メッセの月ロケット
虫の変身
第二章生命の響きあい──立派に生きること
第三章読むことと、書くこと
本の山をひとかじり
古事記の生命観
井伏さん讃歌
好きな作家
綺堂と半七
動物と植物——宮沢賢治について
小説の原石
第四章ライフについて
時の流れ方
生と死について
誰かによって変容するスリル
林檎の花
植物の話
健康と死
夢と進路
父と本
両親のノート
小説を書き続けるのが最良の老後
猫と話す
この研究を世界ではじめて君がやることになる
心残り——21世紀に持っていきたいもの
親からの頼まれごと
結婚の幸福
父娘の銀座
第五章本棚と散歩道
運河/羽のある魚/ハードボイルド/私の本棚/辞書づくりのアルバイト/辞書をつくる人/再び、トビウオ/侵入者/ファーストコンタクト/またまた、猫/綺堂のリズム/江戸の距離感/JIS漢字のこと/植物のストレス/ふるさと/秋景色/きっかけ/ゴルファーの皆様へ
第六章隅田川のほとりから
隅田川と私/上野と私/竹町とわたし/東京は梅雨/正月のこと/東京都現代美術館に遊ぶ/熱風/子供と夏/「たけくらべ」の見返り柳/花火/上野の夏の夜の生徒/東京スカイツリーのこと/御酉様と一葉とその他/出会い/二色の隅田川/隅田川暮らし/雨傘/父を思えば/十一月の隅田川/東京オリンピック/ねずみの抱負/美しい景色/緑の景色