1章 ひとは、なぜ栄養を考えて食べるのか
1 ジャパン・ニュートリション、アフリカの大地を行く
2 喜ぶことも、悲しむことも失った子ども
3 パンダは、なぜ笹の葉だけで生きていける?
4 雑食と人類の進化
5 偏食で絶滅したネアンデルタール人
6 栄養学の誕生
7 生命のエネルギーの源
8 エネルギー源とはならない栄養素の発見
2章 日本の近代化と栄養学の導入
1 国民を強くするための栄養学
2 海軍と陸軍の脚気論争と食育基本法
3 食料危機と栄養研究所の創設
4 栄養専門職の養成が始まる
3章 日本の栄養改善、その壮絶なる戦い
1 戦争による焼け野が原の中での栄養士誕生
2 戦後復興と日本の栄養改善
3 食料不足の解決と栄養改善法
4 学校給食の誕生と発展
5 食文化と栄養学の融合
6 産官学連携による栄養改善を世界へ発信
4章 人間栄養への道
1 暗黒の四〇年の始まり
2 一条の光と一粒の成果
3 栄養士制度、三度目の危機
4 新たな栄養問題と人間栄養学
5 細谷憲政との出会い
6 どうすれば臨床に強い管理栄養士が作れるのか?
7 受け入れられなかった「臨床栄養師」制度
8 「21世紀の管理栄養士等のあり方検討会」が立ち上がる
9 ついになし遂げた「二〇〇〇年法改正」
10 法改正による管理栄養士の業務の改革
11 管理栄養士のDream come true
12 栄養管理の国際標準化
13 細谷憲政のラストメッセージ
5章 高齢社会とジャパン・ニュートリション
1 健康寿命の延伸とは
2 高齢者の生理的変化と低栄養
3 メタボリックシンドローム対策(メタボ対策)とフレイル対策
4 メタボリックシンドロームからフレイルへのギアチェンジはいつ、どのようにするのか?
5 高齢者の食事と介護食
6 在宅高齢者の栄養ケア