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欧米諸国から見た日本法

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商品説明
なぜ欧米人が日本法を研究するのか、その疑問に答えるため、ドイツ人5名・オーストラリア人1名・日本人1名による珠玉の日本語論文を掲載した類を見ない書。日本の外国法研究は、長い歴史があり、明治時代だけでなく、それ以前の中国法の継受も含めることができる。これに対し、1990年代以降は、欧米諸国において、飛躍的に日本法研究者の数が増えた。その結果、日本は、表面的には外国法を取り入れたように見えるが、実際の運用には、大きな違いがあることが判明し、それが逆に欧米における日本法研究の意義につながっている。本書は、そのような双方向の研究の必要性を訴え、総論的問題、ADR、債権法改正、憲法の平和条項などを取り上げる。
目次
第1章 日本における法観念・法体系・法の現実――日本法の比較研究
第2章 現代日本法の理解に必要な文化の意味――異国趣味からの脱却?
第3章 日本における「あっせん」の法制度化
第4章 ドイツから見た日本の債権法改正
第5章 75年間改正のなかった日本国憲法の平和条項
第6章 消費者団体訴訟の独日比較――法制度と運用の実態
第7章 重国籍者の国会議員資格――日豪の事例の比較
第8章 若干の例に見る日本法への誤解――比較法的観点から
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