• 発売日:2025/12/02
  • 出版社:築地書館
  • ISBN:9784806716983

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マスが語る、川の記憶

マスが語る、川の記憶

門脇仁 (翻訳)
通常価格 2,640 円(税込)
通常価格 セール価格 2,640 円(税込)
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  • 発売日:2025/12/02
  • 出版社:築地書館
  • ISBN:9784806716983
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商品説明
パリのセーヌ川からアマゾン源流の森まで。
水辺の生き物が教えてくれる生命の不思議と、自然環境と人類のつながり。

マスの一生を物語風に表現しながら、水辺に棲まう生き物たち(トンボ、イモリ、ナマズ、ウナギ、カエルなど)の興味深い生態を独特な感性とユーモアで語る自然科学ノンフィクション。
また、オウムの羽の色を変える「タピラージュ伝説」に迫るため、アマゾン流域の先住民の暮らしに潜入取材。
その謎に迫るとともに、自然と共存する先住民の暮らしから感じた自然への畏敬の念と、環境や生態系に対する危機感を伝える。
人間社会が断ち切ってきた、川、海、森のつながりを再びつなぎ直す1冊。

日本語版では、原著にはない日本の生き物についても加筆。
目次
プロローグ 源流へ
命を託すマスたちの最期のバレエ
川からはじまる命の連なり
偏光メガネがくれた魔法
水を読む力との出会い

第1章 魚として
小さな卵に訪れる世界との出会い
マスたちのからだに残る水の記憶
ヒトは皆、かつて魚だった
しゃっくりに残る魚の記憶

第2章 変態
稚魚ファリオとトゥリュッタの旅立ち
恋するカゲロウと、川底で目覚める小さな命たち
カゲロウの奇跡の一夜
見えざる狩人、トンボの物語
水にとどまる生き物たちの進化論
オウムの羽に色を灯すカエルの毒

第3章 陰謀と共謀
学びの川で出会った第3の生き物
絵画に変わる貝
他者のからだを借りて命をつなぐ生き物たち
寄生生物が動かす生き物たちの相関図

第4章 水を分かちあう
夏を耐えるマスたち
川がつくる見えない国境
マスが語る、川の記憶と地質
コイとウサギの世界征服

第5章 流れに逆らって
マスたちの旅立ち
川を生きるか、海を越えるか
サケのしたたかな繁殖戦略
川をのぼるウナギの謎
消えゆくウナギと失われる自然の記憶

第6章 水を読む
トゥリュッタ、未知の川をゆく
セーヌ川の水中オリンピック
水を「読む」ことのレッスン
川の声を聴く
タピラージュ伝説を探す旅へ

第7章 楽園の儚さ
迷い鳥の旅路
川と森の逆転劇──アマゾン、生と死の境界へ
水の奥にひそむもの
ひげを振るう者たちと、夢の楽団
夜の水辺で、魚と模様を読む
足なきカゲロウと極楽鳥

第8章 世界でもっとも長い儀式
隠れる魚と、溶け込む魚の戦略
カエルの力を知る民
精霊と魚に導かれる、川辺の暮らし
アマゾンの恵みと精霊信仰にもとづく儀式

第9章 彩羽鳥(いろばどり)のことば
海から呼び戻される記憶
羽根色に秘められた宇宙の秩序
森を守り、文明に挑んだ男
命と引き換えに守られた森

第10章 ナマズ大臣
影に潜む知恵と、知られざる救いの手
エナウェネ・ナウェの祈りと闘い
自然破壊の影と失われゆく伝統
秘密は羽ばたきとともに森に溶ける

第11章 からっぽの貝殻の追想
記憶の川を求めて
都会に眠る川の記憶と古代からつづく水辺の暮らし
川が嘆いたとき
生態系と文化の喪失
変わりゆく川と生き物たち

第12章 キャビアあるいはチョウザメ
水の記憶と貝の時間
チョウザメの栄光と絶滅の軌跡
消えゆく魚と人間の忘却
真珠の鱗は夢に光る

第13章 終奏のマス
羽根と影とともに川は踊る
都市の片隅に息づく小川と命
マスとカゲロウの儚い共演
最後のマスを守る、カラスを連れた男

訳者あとがき
訳注
索引
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