• 発売日:2025/04/15
  • 出版社:昭和堂
  • ISBN:9784812224182

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現場の言葉が織りなす社会学

現場の言葉が織りなす社会学

通常価格 6,600 円(税込)
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商品説明
昭和から令和へ半世紀におよぶフィールドワークと理論研究の結晶。トヨタ生産方式の原型、阪神大震災の実像、戦後日本の自殺の諸相、農業危機への対抗、平成大合併と市民自治。現場に生きる人々との対話(イデアの交流)から近未来につうじる社会理論(ロゴス)を織りあげる。
目次
第Ⅰ部 社会のなかで苦闘する農民・労働者・住民の群像

第1章 「みかん危機」のもとで苦闘する農民―兼業化と脱農,そして集落的結合の弱体化
第2章 「トヨタ生産方式」のなかで苦闘する労働者―組立ライン労働者の労働生活と疎外
第3章 乱開発の住宅地で苦闘する住民―木賃住宅の町に住みあう人びとのまちづくり
第4章 研究方法論1 ゲゼルシャフトリヒとゾチアール―社会構造分析と社会過程分析の統合へ
第5章 町内会はコミュニティなのか―「住縁アソシエーション」としての町内会
第6章 阪神大震災の勃発と苦闘する住民―町内における救助と避難,そして苦労と喜び
第7章 阪神大震災からの復興過程で苦闘する住民―「まち壊し」区画整理事業は今回で終わりに
第8章 阪神大震災における慰霊と災害文化―悲しみは伝えることができるか
第9章 阪神大震災の意味するもの―市民社会とリスク認識

第Ⅱ部 社会の混迷のなかで繰り広げられるイデアの交流

第10章 「日本的なもの」への視角―両面的心性と羞恥の構造
第11章 現代日本における自殺の諸相―デュルケーム『自殺論』の射程
第12章 堕落する「世俗の神」=貨幣
第13章 新しい貨幣は可能か―新しい未来社会を構想する
第14章 「里山資本主義の意味」と連帯経済の可能性
第15章 北海道十勝における生産イデアの交流―50ha農家の苦闘と「有機農法」確立の試み
第16章 「兼業稲作」の行き詰まりと生活イデアの探求―「自立と協同」ならびに「よそ者」の論理
第17章 「平成の大合併」と新しいまちづくりイデア―“大崎市流”の「話し合う協働のまちづくり」
第18章 研究方法論2 イデアの交流からロゴスの形成へ―織り合わされる「経糸」と「緯糸」
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