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  • 発売日:2025/04/22
  • 出版社:ひつじ書房
  • ISBN:9784823412653

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文と時間

文と時間

工藤 真由美
通常価格 5,500 円(税込)
通常価格 セール価格 5,000 円
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  • 発売日:2025/04/22
  • 出版社:ひつじ書房
  • ISBN:9784823412653
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商品説明
『現代日本語ムード・テンス・アスペクト論』(2014)に続く本書では、言語活動の基本的単位である文が、場面・文脈というコンテクストのなかで、どのように時間を表現するのかを、総合的に明らかにすることを目指している。前著では、形態論的なアスペクト・テンス形式に焦点をあてて考察したが、本書では、テンポラリティーやタクシスという連文や複文レベルの時間表現に焦点をあてて考察する。あわせて奥田靖雄論を補部として付けている。
目次
まえがき


序章
1. 本書の目的
2. 言語活動と文
3. 文と時間表現
3.1 時間表現の4つの側面
3.2 時間表現と他の要素の複合化
4. 本書の構成
4.1 第Ⅰ部と第Ⅱ部について
4.2 補部について


第Ⅰ部 場面・文脈のなかの文と時間表現

第1章 発話としての文のテンポラリティー
―はなしあいの場合―
1. はじめに
2. テンポラリティー・テンス・時間副詞
3. テンポラリティーを表現するテンスと時間副詞の機能分担
4. 時間指示の特定化からみた時間副詞のタイプ
5. ダイクティックな時間指示とその特定化
6. ダイクティックな時間指示とアナフォリックな時間指示の複合化
7. おわりに


第2章 ダイクティックな時間指示とモーダルな意味の複合性
1. はじめに
2. 話し手の過去の体験への評価・感情と複合化された時間指示
3. 話し手の推量、評価・感情と複合化された時間指示
3.1 「今」を伴う文の時間指示
3.2 「今ごろ」を伴う文の時間指示の複合性
4. おわりに

第3章 かたりのテクストにおける時間構造と説明の構造
1. はじめに
2. 小説の地の文における時間構造
3. 時間的限定性のある事象と説明の構造
3.1 非同時的な時間関係の場合
3.2 同時的な時間関係の場合
4. 時間的限定性の無い事象と説明の構造
5. 時間関係と強調の機能
6. おわりに


第Ⅱ部 複文と時間表現

第4章 従属複文における相対的テンスとタクシス
1.はじめに
2. 事象名詞節と相対的テンス
2.1 事象名詞節の3つのタイプ
2.2 スル形式とシタ形式が相対的テンス対立になる場合
2.3 スル形式が以後を表す場合
2.4 スル形式が同時を表す場合
2.5 まとめ
3. アスペクトとタクシス
3.1 主文の動詞述語が完成相の場合
3.2 主文の動詞述語が継続相の場合
3.3 アスペクトの機能とタクシス
4. 相対的テンスとタクシスの共通点と相違点
5. タクシスの表現手段
6. おわりに

第5章 「なかどめ」の構文的機能とタクシス
1. はじめに
2. 話し言葉におけるシテ形式
2.1 シテ形式の用法
2.2 話し言葉におけるシ形式
3. 書き言葉におけるシテ形式とシ形式の関係
3.1 2つの運動の統合化の場合
3.2 3つ以上の運動の統合化の場合
4. シナガラ形式とシテカラ形式
4.1 シナガラ形式とシテ形式の関係
4.2 シテカラ形式とシテ形式の関係
5. おわりに

第6章 時間表現と主体・客体関係
―事象名詞節と事象名詞句―
1. はじめに
2. 事象名詞句と連体格
3. 客体を表すノ格とヘノ格の関係
4. 主体を表すノ格、カラノ格、「~ニヨル」形式の関係
5. おわりに

終章


補部

第1章  奥田靖雄の動詞論
―構文論と形態論の関係―
1. はじめに
1.1 本論文が提起するもの
1.2 構文論と形態論の相互作用
2. 構文論の枠組み―本論文の前提として―
2.1 言語活動の単位としての文
2.2 文の基本的な特徴
3. 本論文の見取り図と補足
3.1 本論文の見取り図
3.2 補足:アスペクトの意味と機能の統一性
4. 本論文の内容について
4.1 本論文の骨組み
4.2 動詞の構文論的な機能に応じた形態論的なかたちの体系
4.3 文の陳述性と終止形のムード・テンス・アスペクト体系
5. おわりに

第2章  奥田靖雄の文論研究の軌跡
―発話論・プラグマティクスに向けて―
1. はじめに
1.1 奥田靖雄の半世紀にわたる研究史
1.2 第4期と第5期を貫くもの
2. 第4期における文論研究の展開
2.1 出発点的論文としての「文のこと」
2.2 文論の全体構想の展開
2.3 各論の進展
3. 第5期における発話論、プラグマティクスへの深化
3.1 文と発話との関係をめぐって
3.2 各論の進展
4. おわりに―奥田靖雄を読み継ぐために―


参考文献
出典一覧
索引
目次
まえがき


序章
1. 本書の目的
2. 言語活動と文
3. 文と時間表現
3.1 時間表現の4つの側面
3.2 時間表現と他の要素の複合化
4. 本書の構成
4.1 第Ⅰ部と第Ⅱ部について
4.2 補部について


第Ⅰ部 場面・文脈のなかの文と時間表現

第1章 発話としての文のテンポラリティー
―はなしあいの場合―
1. はじめに
2. テンポラリティー・テンス・時間副詞
3. テンポラリティーを表現するテンスと時間副詞の機能分担
4. 時間指示の特定化からみた時間副詞のタイプ
5. ダイクティックな時間指示とその特定化
6. ダイクティックな時間指示とアナフォリックな時間指示の複合化
7. おわりに


第2章 ダイクティックな時間指示とモーダルな意味の複合性
1. はじめに
2. 話し手の過去の体験への評価・感情と複合化された時間指示
3. 話し手の推量、評価・感情と複合化された時間指示
3.1 「今」を伴う文の時間指示
3.2 「今ごろ」を伴う文の時間指示の複合性
4. おわりに

第3章 かたりのテクストにおける時間構造と説明の構造
1. はじめに
2. 小説の地の文における時間構造
3. 時間的限定性のある事象と説明の構造
3.1 非同時的な時間関係の場合
3.2 同時的な時間関係の場合
4. 時間的限定性の無い事象と説明の構造
5. 時間関係と強調の機能
6. おわりに


第Ⅱ部 複文と時間表現

第4章 従属複文における相対的テンスとタクシス
1.はじめに
2. 事象名詞節と相対的テンス
2.1 事象名詞節の3つのタイプ
2.2 スル形式とシタ形式が相対的テンス対立になる場合
2.3 スル形式が以後を表す場合
2.4 スル形式が同時を表す場合
2.5 まとめ
3. アスペクトとタクシス
3.1 主文の動詞述語が完成相の場合
3.2 主文の動詞述語が継続相の場合
3.3 アスペクトの機能とタクシス
4. 相対的テンスとタクシスの共通点と相違点
5. タクシスの表現手段
6. おわりに

第5章 「なかどめ」の構文的機能とタクシス
1. はじめに
2. 話し言葉におけるシテ形式
2.1 シテ形式の用法
2.2 話し言葉におけるシ形式
3. 書き言葉におけるシテ形式とシ形式の関係
3.1 2つの運動の統合化の場合
3.2 3つ以上の運動の統合化の場合
4. シナガラ形式とシテカラ形式
4.1 シナガラ形式とシテ形式の関係
4.2 シテカラ形式とシテ形式の関係
5. おわりに

第6章 時間表現と主体・客体関係
―事象名詞節と事象名詞句―
1. はじめに
2. 事象名詞句と連体格
3. 客体を表すノ格とヘノ格の関係
4. 主体を表すノ格、カラノ格、「~ニヨル」形式の関係
5. おわりに

終章


補部

第1章  奥田靖雄の動詞論
―構文論と形態論の関係―
1. はじめに
1.1 本論文が提起するもの
1.2 構文論と形態論の相互作用
2. 構文論の枠組み―本論文の前提として―
2.1 言語活動の単位としての文
2.2 文の基本的な特徴
3. 本論文の見取り図と補足
3.1 本論文の見取り図
3.2 補足:アスペクトの意味と機能の統一性
4. 本論文の内容について
4.1 本論文の骨組み
4.2 動詞の構文論的な機能に応じた形態論的なかたちの体系
4.3 文の陳述性と終止形のムード・テンス・アスペクト体系
5. おわりに

第2章  奥田靖雄の文論研究の軌跡
―発話論・プラグマティクスに向けて―
1. はじめに
1.1 奥田靖雄の半世紀にわたる研究史
1.2 第4期と第5期を貫くもの
2. 第4期における文論研究の展開
2.1 出発点的論文としての「文のこと」
2.2 文論の全体構想の展開
2.3 各論の進展
3. 第5期における発話論、プラグマティクスへの深化
3.1 文と発話との関係をめぐって
3.2 各論の進展
4. おわりに―奥田靖雄を読み継ぐために―


参考文献
出典一覧
索引
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