クズ王子、至高の絶望を求めて――邪神討伐の旅に出る!
平和な異世界の第三王子として転生したライアの望みは、【美しくも絶望的な鬱展開からのハッピーエンド】を生鑑賞することだった。
今日も今日とて血眼になって鬱展開を探しながら、困っている人を助けては、ライア(≒ゲス)にとっては楽しいお話を聞きつつ過ごしていたのだが、突然女神に呼び出されてしまう。
話を聞くと、邪神が地球の少年の身体を乗っ取り魔王として復活。
その少年を助けたい友人たちが勇者としてこの世界に召喚されるので、ライアにその手助けをしてほしいという依頼であった。
(――何とも鬱展開につながりそうな、ジュブナイル系ラノベっぽい美味しいシチュエーションじゃないか!? 今回のテーマは【曇らせ】だ!)
そんな邪な考えで依頼を受けたライアは、少年たちと旅に出るのだが――想像よりも切なく優しく、そして悲劇的な極上の展開が待っていて!?
ゲスな欲望に忠実な少年が、心優しい王子として崇拝される異世界ファンタジー、第2幕!