★レッジョ・エミリアの企画展「ボーダークロッシングス―行き来する、その先へ―」の解説書★
レッジョ・エミリアの15の園の取り組みを紹介します。自然とデジタル、ホンモノとニセモノの融合など、デジタル機器を「創造性を育むツール」として取り入れた保育実践のヒントが見つかります。
◆教授的な学びから探究的な学びへ◆
デジタルネイティブとも呼ばれる現代の子どもたちは、生まれたときからさまざまなデジタル機器に囲まれて育ちます。一方で、日本の保育・教育現場では、子どもたちの“表現のツール” としてのデジタルの可能性に着目した取り組みは未だ少ない状況です。
本書では、古くからデジタル機器を保育実践に取り入れてきたレッジョ・エミリアの教育者たちの研究と考察、そして子どもたちの創造的な学びのプロセスを紹介します。
デジタルとアナログ、現実と空想、過去〜現在〜未来(時空)など、さまざまなBorder(境界)を伸びやかに行き来し、つながり、広がる「15 の物語り」(実践事例)と「研究メモ」「研究ノート」などの解説により、レッジョ・エミリア・アプローチをより深く、より体験的・実践的に学ぶことができる一冊です。
【掲載事例】
■掲載事例
陽気で楽観的なデイジー(ジャンニ・ロダーリ乳児保育園)
カタツムリとお散歩(アリーチェ乳児保育園)
おひさまから見たレンギョウ(ピーター・パン乳児保育園)
森の光(パブロ・ピカソ乳児保育園)
木への贈り物(ジェノエッファ・チェルヴィ乳児保育園)
植物の効果:花から始まる、新しいプロジェクトへ (ブルーノ・ムナーリ幼児学校)
ツタの一生:語られるべき物語り(ローリス・マラグッツィ国際センター幼児学校・小学校)
木肌の中に(パウロ・フレイレ幼児学校)
軌跡(ジロトンド幼児学校)
完璧な場所(ガリバー幼児学校)
小さな青い卵(ラ・ヴィレッタ幼児学校)
水路は世界のようだ(カミッロ・プランポリーニ幼児学校)
土(ディアーナ幼児学校)
ホンモノよりもっとホンモノのニセモノ(パブロ・ネルーダ幼児学校)
ダンスする草(ロビンソン幼児学校)