はじめに
一 唐朝の崩壊
馮道の誕生 安禄山の遺産 白楽天の塩商婦
茶の闇市 黄巣の反乱
二 盧龍軍の劉守光
吟治圃の詩 盧龍軍の伝統 劉仁恭と劉守光
馮道、幽州参軍になる 馮道、獄につながる
三 宦官の張承業
朱全忠と李克用 河東監軍の張承業
馮道、張承業を頼る 胡柳の役
四 父の死
李存勗の即位 翰林学士馮道 李嗣昭の財力
?都の変
五 宰 相
物と競うなし 兎園冊 例と時
聶夷中の社会詩 安重誨の専権
六 後唐末帝への勧進
明宗の死 事はまさに実を務むべし
六ヵ月の失業
七 石敬?
燕雲十六州 契丹への出使 枢密院の廃止
八 耶律徳光
承平の良相 ゲリラ戦 クーデタ
九 長楽老自叙
隠居職 自叙伝 国に忠 ユーモア
十 柴栄の登場と馮道の死
郭威の挙兵 後周の成立 柴栄の北漢親征
おわりに
馮道関係年表
中公文庫版のあとがき
補 編
『蔵書』──個性にみちた史論
馮道の写真
馮 道
邦に道なきとき
『世説新語』の周辺
黄巣と馮道
法蔵館文庫のためのあとがき
索 引