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消滅した時間 Where Time Has Vanished

消滅した時間 Where Time Has Vanished

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商品説明
戦後日本を代表する写真家・奈良原一高
米国滞在4年間の成果を凝縮し発表された名作『消滅した時間』が、新装版として刊行決定!

アメリカ・ニューメキシコ州の切り立った岩山の頂きに「スカイ・シティ」と呼ばれる村がある。その広場の中心で、重力に抗うように宙に浮かぶ二つのゴミ缶。
メディアでご覧になった方も多いであろう有名なこちらの作品「二つのごみ罐 -ニューメキシコ」(1972)は、写真家・奈良原一高を代表する作品のひとつです。

その名を一躍有名にした1956年5月銀座・松島ギャラリーでの初個展「人間の土地」では、長崎半島沖に浮かぶ人口の島・端島(通称:軍艦島)と灰で埋もれた鹿児島・桜島にある黒神村を舞台に互いに拮抗しあった「人間」と「土地」を、続く1958年9月の銀座・富士フォトサロンでの「王国」展では、北海道のトラピスト男子修道院を取材した「沈黙の園」と和歌山の婦人刑務所を舞台とした「壁の中」という、それぞれ外部と隔絶された2つの空間を写し、斬新かつユニークなドキュメンタリー写真の傑作として高い評価を得ました。
その後、パリを拠点に3年間ヨーロッパを巡り、帰国した5年間で初めての写真集として発表した『ヨーロッパ・静止した時間』は、国内数々の賞を総なめにし、名実ともに奈良原の代表作となりました。

そうして1970年4月、奈良原は次の目的地アメリカへと旅立ちます。
1974年まで滞在したこのアメリカでの活動4年間の総決算として発表した写真集『消滅した時間』は、ドライな感覚でアメリカ大陸に向き合い、まるで別世界のごとく写された超現実的でスケールの大きな101点もの写真が、デザイナー・勝井三雄によるドイツ装・三方背函・輸送ケース付き369×355mmという大判サイズによる装丁で、1975年に朝日新聞社より発表されました。

その作品群を最終版としてこのたび再構築し、芸術的とも呼ばれる写真表現、構成力を存分に味わえるように編集したのが、このたびの『消滅した時間 Where Time Has Vanished』になります。

巻末には、長年にわたり奈良原一高を研究してきた島根県立美術館・蔦谷典子氏による書下ろし作品解説も収録。
ブックデザインは、『王国 Domains』『ヨーロッパ・静止した時間』に続き、グラフィックデザイナー・佐野裕哉氏が務めます。

名作『ヨーロッパ・静止した時間』と対をなす奈良原の最高傑作にして至宝となる一冊を、ぜひお手にとって存分にご堪能ください。

※本書は初版限定での刊行形態になり、現時点では再販の予定はありません。

(c) NARAHARA IKKO ARCHIVES
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