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生物の科学 遺伝 2024年11月発行号(Vol.78‐No.6)

生物の科学 遺伝 2024年11月発行号(Vol.78‐No.6)

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商品説明
特集:日本の淡水生カメ類の危機と外来種問題
日本にしか生息していないニホンイシガメは、たった2種のみである日本固有種のカメのうちの貴重な1つだが、複数の要因によって全国的に減少し、絶滅の危機に瀕している地域も増えていると推測されている。
一方で、2023年に外来生物法のいわゆる条件付特定外来生物に指定された北米原産のミシシッピアカミミガメや、特定外来生物のカミツキガメは、日本列島全体に広く分布が確認され定着地域が確実に増えてきており、さまざまな問題が顕在化してきている。
さらに近年では、クサガメの外来性や、ニホンイシガメとの遺伝的攪乱も問題になっている。
本特集では、日本の淡水生カメ類が直面している危機と外来種問題について取り上げ、特集を通して読者に在来種の保全への理解を深めてもらうべく、研究者たちが巻頭グラビア付きで紹介・解説する。
ほか特別寄稿「ザトウムシの染色体数の地理変異」や各連載も必見です(「日本列島の多様な淡水生物 その進化と保全」「実験観察の勘どころ」「高校生物・ワクワク宣言!!」「植物を集める!」「フォトコンテスト」)。
目次
◎巻頭グラビア
Ⅰ.ニホンイシガメ,クサガメ ―生息環境と生態(渡瀬 英晃(写真家))
Ⅱ.カナダのカメ(佐久間 克宏(カナダ・オンタリオ州アルゴンキン州立公園))

◎特集
総論.日本の淡水生カメ類の危機と外来種問題 ―特集企画に際して(楠田 哲士(岐阜大学))
研究/普及啓発.日本列島の淡水カメの研究動向と進展 ―カメを取り巻く社会情勢はどう変化したのか?(谷口 真理(自然回復))
生態・保全.日本に生息する淡水生カメ類の生活史特性に対応した保全対策 ―ニホンイシガメの現状と課題(加賀山 翔一(淡水生態研究所))
保全事業.動物園におけるニホンイシガメの保全事業 ―生息域外保全から地域と連携した普及啓発活動へ(北本 圭一(愛媛県立とべ動物園)/前田 洋一(元・愛媛県立とべ動物園))
性決定様式.ニホンイシガメの温度依存型性決定と個体群性比 ―生息環境は野生個体群の性比に影響を及ぼす(八木 夕季(トヨタ紡織))
遺伝的攪乱の問題.クサガメ日本列島集団の起源とニホンイシガメに対する遺伝的撹乱 ―遺伝子解析から見る外来種問題(鈴木 大(東海大学))
外来種問題.野生化・定着するカミツキガメ ―日本での状況と千葉県印旛沼における防除事例(小林 頼太(カメネットワークジャパン))
海外事例.カミツキガメのカナダ・オンタリオ州での保護活動 ―産卵巣に保護枠を取り付け,生息数の増加を図る(佐久間 克宏(カナダ・オンタリオ州アルゴンキン州立公園))

◎特別寄稿
ザトウムシの染色体数の地理変異(鶴崎 展巨(鳥取大学名誉教授))

◎連載
日本列島の多様な淡水生物 その進化と保全
[第5回]九州のスジシマドジョウ ―氷期がつくった分布とこれからの保全(中島 淳(福岡県保健環境研究所))

実験観察の勘どころ
コムギ胚芽無細胞タンパク質合成系を用いてセントラルドグマを体感しよう(片山 豪(高崎健康福祉大学))

高校生物・ワクワク宣言!!
長年のニッポンバラタナゴの保護活動から発展したアオコと水質の研究(池永 明史(清風中学校・高等学校教諭))

植物を集める!!
[第17回]メタセコイア(長田 敏行(東京大学名誉教授・法政大学名誉教授))

フォトコンテスト
生物科学学会連合「第五回 生きものの“つぶやき”フォトコンテスト」 ―審査結果(5)
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