●この本は、大学や病院で長く勤めてきた一人の医師が、定年後新たに赴いた老人保健施設での日常を、ていねいに切り取って編み上げた、介護職員への賛美とエールです。
●著者(医師)の目に映った老健の日常、そこで奮闘する介護職員に寄せる著者の温かい眼差しと、老健が抱えるさまざまな課題に対する思い、それらをストレートな言葉で投げかけます。
※本書は、大井洋之氏が、2018年7月~2022年4月にかけて発信したブログ『介護老健施設管理医師のやりがい日記 “日日是好日”』および『介護老健施設施設長のやりがい日記 “日日是好日”』に掲載された記事124本にブログ未掲載の記事12本を加えた全136本を、3部構成で関連テーマ別に章立てしてまとめなおしたものです。
*** *** *** ***
<まえがきより抜粋>
長年臨床や研究、教育に打ち込んでいた内科医の大井洋之先生が、その先に選択された仕事場「ろうけん」で学んだこと、経験したこと、感じたことを日々書き留めた文章を元として、介護の世界を分かりやすく表現し、これからの介護のあり方まで提案しています。(大澤 勲)
この本は、日々の想いや感じたことをブログ配信し、闘病中も書き続け、復帰してまた書き続けた、「大井洋之 魂の言葉」です。介護に携わるすべての人たちに、この愛と勇気と希望のこもった魂の言葉をささげたい。(篠原直樹)
<あとがきより抜粋>
私が大井先生から最後にいただいたメールも、介護職へのエールでした。「思うに介護職はやはり素晴らしい仕事だということです。これは人間だけしかできない、崇高な仕事。この仕事を汚すような考えや行動は人を造った神様への裏切り」(佐野 優美)