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紫陽花に祈ふ

紫陽花に祈ふ

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商品説明
曇天の下の紫陽花こゑあらばわれに聞かせよ死者の言の葉


第35回現代短歌評論賞受賞者による待望の第一歌集。



「こうした死生に関わる詠が若い作者でありながら多く、
また深い認識を示していることに稀有な感受性を感じる。
今にも声を発しそうな曇天の紫陽花、
そこに作者が祈うものも死者や生者への思いかも知れない。」
                  大塚寅彦(解説より)

【歌集より】

夏雲の亡霊めくをうつうつと仰げばさびし紫陽花の辻

吃音の韓非子かなしコミュ障のわれに夕立降り止まざりし

細胞の悲鳴が鼓膜の隅つこに堆積されてゆく水曜日

むらさきの花影ゆれて虫めづるVTuberの配信はじまる

ドストエフスキーのひげを束ねたら魔女の箒が出来るだらうか

火葬場の風にさらさらたらちねの母の燃え殻ひかりつつ舞ふ
目次
一.カタコトノカラダ
  飛車の威を借る歩 
  春の眩暈 
  金魚鉢の鰐 
  夕立 
  革命未遂 ――岸上大作に 
  連鶴 
  幸福論 
  春と異形 
  ねこの国に ――近江から三河に引っ越した少年の歌 
  さみだれ
  雨の夕暮れ 
  夏を逃れて 
  つま先立ちの寂しさ 
  青藍の花 
  かなし金糸雀 
  花の呪歌 
  心よ帰れ 
  オルレアン祭
 
二.雨の胎児
  ルーアンの丘 
  #呟いてみた
  食虫植物 
  蟲喰ひ姫 
  君の名は。抄 
  蝙蝠のうた 
  かくれんぼ 
  どや顔のランボー 
  朝露の恋
 
三.紫陽花に祈ふ
  夕雲 
  祖父の棺桶 
  どうぶつパン
  硝煙とバター 
  よつしーの作業着 
  天道虫 
  神の涙 
  燃え殻 

  解説 大塚寅彦 

  あとがき 
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