山城の曲輪――山城におけるさまざまな機能を備える空間 和田 剛
階段状平坦地群――駐屯地か、防御施設か 秋本哲治
横 堀――城の斜面に沿って掘られたもの 和田 剛
畝状空堀群――特異な遺構への視点 秋本哲治
障子堀――防御のためか、貯水のためか 関口和也
切 岸――城郭の外縁を守るもの 髙田 徹
石 垣――構築技法に見る工人集団の階層性 福永清治
門――城郭の急所を守るもの 髙田 徹
櫓――敵を俯瞰し、攻撃を加える陣地 髙田 徹
塀――意外に多かった城郭の遮蔽物 髙田 徹
倉 庫――城館における貯蔵の実態と専用建物 山上雅弘
方形館――武士居館の実像 向井一雄
平 城――「屋敷(館)」と「陣(城)」 望月保宏
海 城――一般用語か、学術用語か、そもそも海城とは 日和佐宣正
陣 城――縄張から城攻めの実態を読み解く 金松 誠
城館と聖地――中世山寺からのアプローチ 福永清治
城内の神社・社――信仰と防御のかかわり 髙田 徹
のろし――城を結ぶ伝達網はあったのか 関口和也
城をつくる人々――縄張作業の主体と実態 伊藤俊治
城郭類似遺構――どこまでが城の遺構なのか 髙田 徹