• 発売日:2025/01/24
  • 出版社:森話社
  • ISBN:9784864051873

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芸術と社会

芸術と社会

高階絵里加 (編集)
竹内幸絵 (編集)
通常価格 4,950 円(税込)
通常価格 セール価格 4,950 円(税込)
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  • 発売日:2025/01/24
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商品説明
個人の営み・個性の表現である芸術は、一方で社会のなかに生まれ、社会によって変化し、社会にはたらきかける力を持つ存在でもある。その芸術は、いかなる政治的・経済的環境のもとで生み出されたのか。それはなぜ受容者に受け止められ、それを必要とした社会は何を求めていたのか。本書は、社会の多様な位相における影響関係のなかで、近代の西洋、東アジア、日本の芸術を再考する。
目次
Ⅰ 芸術体験の現場
本願寺絵所について──西山別院本堂障壁画を中心に (大原由佳子)
美術展覧会場としての商品陳列所 (三宅拓也)
初期文展時代の芸術と社会 (高階絵里加)
展覧会会場から床の間へ──大正中期から昭和初期における表展出品作の分析を通して (多田羅多起子)
フランス美術の「伝統」──包括と排除のレトリック (大久保恭子)

Ⅱ 社会と共振する芸術
『道房公記』にみる「九条家代々御影」について (國賀由美子)
戦前の日本における近代ベルギー美術の受容 (山田真規子)
国画創作協会展の鑑査にみる大正期の美術界──前期国展(第一回〜第三回)を中心に (藤本真名美)
村山龍平、朝日新聞社と展覧会──天平文化綜合展覧会を中心に (郷司泰仁)
京都におけるフランス文化受容の一側面──関西日仏学館の美術部・音楽部を例として (藤野志織)
近代絵画における引っかきへの試論──パブロ・ピカソの絵画を中心に (孝岡睦子)

Ⅲ 芸術とメディアの接近
明治・大正のメディアにおける〈芸用モデル〉──スキャンダルの種から職業、そして画題へ (ホルカ・イリナ)
明治大正名作展の基礎的考察 (中野慎之)
アウラの夢と噓──W・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』をめぐって (高階秀爾)
板垣鷹穂の映画論と社会──国家メディア戦略と「機械美学」の接近 (竹内幸絵)
新しい日本映画思想史のために (花田史彦)

Ⅳ 危機の時代の芸術ト
疫病と美術──イタリアのペストを中心に (宮下規久朗)
セザンヌと社会 (永井隆則)
スペイン・インフルエンザと美術──忘却の淵から甦ったパンデミック (河本真理)
拡張するノスタルジー、切迫するディストピア──第一次世界大戦とオペレッタ (小川佐和子)
戦時下の「前衛画家」たち──北脇昇と小牧源太郎、⽭盾のなかで「⽣きる」こと (清水智世)
中国の「新興絵画」と社会、そして戦争──『美術雑誌』にみる何鉄華のモダニズム芸術理論について (呉 孟晋)
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