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神戸元町ジャーナル

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商品説明
2013年9月末、海文堂書店閉店から筆を起こす。日東舘、漢口堂、宝文館、コーベブックス、三宮ブックス、逝きし本屋の面影、そして神戸モダニズムという不思議な潮流。竹中郁『象牙海岸』出版記念会のため堀辰雄来神、1932年のクリスマス。二人を繋いだのは芥川龍之介。その自裁(1927年7月24日)半月前、芥川を訪ねた竹中は堀と出会う。『象牙海岸』出版記念会に集った若杉慧、福原清、中川郷一郎、山下三郎、小磯良平……文芸を軸とした彼らの横断的交友。太陽である彼らと周縁の星座、太陽との距離感、楕円軌道で廻るハレー彗星の如き林喜芳と板倉栄三。神戸の街にかつて存在し、通り過ぎていった人々、戦災と震災を経て喪われた街の記憶を辿る。
目次
第一章 海の本屋と元町あれこれ
【海】という名の本屋が消えた/堀辰雄が歩いた神戸/竹中郁のすれちがい/竹中郁と小磯良平/星を売る店/三ノ宮駅南口洋菓子店/星の奇譚とトアロードの伝説/消えたパン屋と本屋/ガスの光で育ったような少女/露地を見る/田宮虎彦の神戸/芝居小屋の女/神戸に華岳あり/エカキ夫婦の覚悟/百年の後に/わいらの新開地/三越、大丸、鈴蘭灯/林喜芳、元町を歩く/赤マントの記/何も船長、言うこと機関長/悪童がすごした神戸/海の本屋のはなし

第二章 陳舜臣の元町、司馬遼太郎の神戸
幼い日の陳舜臣と元町/海岸通りの、三色の家/大水害、そして大空襲/神戸よ――/国籍と、ことばと/大阪人司馬遼太郎の見た神戸/司馬遼太郎と陳舜臣の交友/二人の陳/天下の元町、これが神戸だ/明治草創期の元町の商店

第三章 探偵小説、喫茶店、映画
横溝正史と西田政治/乱歩と出会う/乱歩の突飛、元町の奇抜/正史の活躍、乱歩の浮き沈み/幻の王、空想の奴隷/神戸探偵倶楽部/三星堂ソーダファウンテン/風月堂とユーハイム/元町の喫茶店あれこれ/淀川長治の元町/泣いちゃいかん笑い給え/チャップリンと会う

第四章 南蛮堂と松方コレクション
池長孟の再婚と破局/牧野富太郎と池長孟の因縁/家庭的不幸と蒐集道楽/池長美術館、開館/南蛮美術蒐集の夢/松方コレクション前夜/倫敦の松方幸次郎/軍事スパイと美術蒐集/松方コレクションの戦中戦後/美術品蒐集の、根本的動機/松方幸次郎と神戸新聞

第五章 米騒動、大争議、大震災
米騒動、拡大す/鈴木商店焼打ち事件の真相/軋轢―西川文蔵と金子直吉/焼打ち後の社会変化と海文堂/住田正一が捉えた金子直吉像/川崎・三菱大争議と賀川豊彦/長引く争議、流血の事態/賀川豊彦、敗北の総括/がしんたれ・菊田一夫の元町/神戸の街の深い闇/菊田一夫、神戸元町の青春/山本周五郎、神戸へ/須磨寺夫人のこと/山本周五郎の遺言

番外 書店人・村田耕平の時代
戦後の、駆出し書店員の記/本屋のオヤジの意地/書店が強かった時代/コーベブックス開店/コーベブックスの躍進/北風一雄の「負」の部分/ジュンク堂出店のころ/ジュンク堂の続き/三宮ブックス開店のころ/三宮ブックスの思い出(一)/三宮ブックスの思い出(二)/震災直後の三宮ブックス/無駄なものこそ/無駄なものこそ(続)/駸々堂出店と倒産をめぐって/震災後の三宮ブックス(一)/震災後の三宮ブックス(二)/三宮ブックス閉店(一)/三宮ブックス閉店(二)

あとがきと、一寸長めの補遺
追悼・村田耕平さん/哀悼・森本恵さん/あとがき/補遺一 地名、神戸・三宮・元町/補遺二 神戸の「山手」「下町」私論/補遺三 本書登場人物/補遺四 竹中郁『象牙海岸』出版記念会/補遺五 陳舜臣生誕百年/補遺六 チャップリン来日/補遺七 牧野富太郎神戸初上陸/補遺八 海文堂書店閉店十年

索引(人名・文献・事項)
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