• 発売日:2025/05/30
  • 出版社:六一書房
  • ISBN:9784864451840

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弥生後期社会の実像 集落構造と地域社会

弥生後期社会の実像 集落構造と地域社会

通常価格 6,600 円(税込)
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  • 発売日:2025/05/30
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商品説明
弥生時代と古墳時代の集団の把握と評価には、未だ大きな隔たりが認められる。とりわけ等質的な集団関係が想定されている弥生時代中期から、一定の階層分化を前提とした集団関係が想定される古墳時代へといたる社会変化の途上に位置する弥生時代後期の実体把握が課題となっている。
 弥生時代中期のような大規模集落も,古墳時代のような顕著な墳墓とそれに対応する居館や生産拠点も認められない当該期の考古資料からいかなる社会を復元すべきか。この時期における社会の評価は,日本列島における古代国家形成のシナリオに大きく影響する重要な論点であり,弥生時代中期よりも社会が単純化したのか,あるいは別の形の複雑性をもつ社会へと移行したとみるべきか,積極的な問題設定が求められているといえる。
 本書では、こうした目的意識に基づき、記録保存目的を主とする発掘調査によって得られた膨大な集落遺跡出土資料を対象とした各地の研究者の検討を収録。集落遺跡から新たな弥生時代後期の集団の把握と評価を試みることで、弥生時代研究と古墳時代研究の統合をはかる。
 古代学研究会2021年度拡大例会シンポジウム「弥生後期社会の実像」をもとにした成果報告書。
目次
森岡秀人 序
例言
三好玄・田中元浩 本書の目的と分析方法
第1部 弥生後期の集落構造と地域社会
事例報告
三好玄 河内地域における弥生後期の集落構造と集団関係
三好玄 和泉地域における弥生後期の集落構造と地域社会
山本亮 大和地域における集落構造と社会の変化
田中元浩 紀伊地域における集落構造の変化
中居和志 近江地域の建物構成と集落構造
渡邊誠 讃岐地域における弥生時代後期の集落構造
荒木幸治 播磨地域における中後期の集落構造分析
桐井理揮 山城における弥生後期の集落動向
清水邦彦 東摂津地域における弥生時代後期の集落構造
園原悠斗 西摂津地域における建物構成と集落構造
河合忍 吉備南部における弥生時代後期から古墳時代前期の集落構造 備前・旭川下流域東岸の分析を中心として
森本幹彦 筑前地域(西部)の弥生時代後期集落
坂本豊治 出雲地域における弥生後半期の集落遺跡
シンポジウムの記録
塚本紘太郎 拡大例会シンポジウム討論の記録作成
塚本紘太郎 5月例会ミニシンポジウム討論の記録作成
第2部 遺物からみた弥生後期社会
瀨谷今日子 石器からみた弥生時代後期
戸塚洋輔 弥生時代後期における銅鐸の生産と流通
清水邦彦 青銅器生産からみた弥生時代後期
第3部 総括と今後の展望
総括
田中元浩・三好玄 弥生後期社会の実像とその評価
今後の展望
伊藤淳史 弥生時代「後期」をどのように評価するのか 近畿地方を中心とする研究史から
若林邦彦 弥生時代後期~古墳時代変化のモデル化をめぐる断想
禰冝田佳男 近畿弥生後期社会の諸問題 20世紀の研究視点から考える
森岡秀人 弥生時代後期の近畿の南部と北部 時空間をめぐる確執の淵源
三好玄 集団組織原理にかんする理論的検討 「出自集団論」批判
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