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デザインに哲学は必要か

デザインに哲学は必要か

古賀 徹 (編集)
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商品説明
デザインは、身体の身振り、行為の無意識を意識化し、技術と人間の関わりを観察する。哲学は物事の前提を疑い、根本から考え直し、既存の世界観や人間観の枠組を問い直す。ではデザインと哲学の決定的な違いは何か。デザインは具体物を制作する。それは実践を通して世界と人間のありさまを具体的に認識する行為である。すべてのデザインは、世界を新しく解釈する理論的実践のプロセスなのだ。
目次
序にかえて

1章 自由を設計するデザイン  古賀徹

2章 かたちの生成を求めてーー「形態論」の根原  板東孝明

3章 思想家によるデザイン――オットー・ノイラートの経済思想とデザインをめぐって 伊原久裕

4章  挫折のデザイン――パーソンセンタードにおける新しい主体性  山内泰

5章  デザインの実践にとって基礎論は不要か   下村萌

6章  デザインを教えることはできるのか――デザイン基礎教育について  シン・ヒーキョン

7章  意味を破綻させるデザインの可能性  小林昭世

8章  編集とデザイン――パラレルワールドが出会うとき  池田美奈子

9章  創造行為における共感と自己言及について  藤崎圭一郎

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