口絵 鶏(とり)と出会う 人と出会う 街と出会う(写真:森田友希)
特集1 「チーム」ってどうよ?!
「チームとしての学校」に抗おう! 佐谷 修
さんきゅうハウスとの出会い――利用支援者仲間として活動してきた事 神馬幸悦
自立援助ホームという生活――楽しく食卓を囲むことの難しさ 齋藤慎一郎
チームとは生きていくということ 加藤陽子・須賀智哉
誰もがチームの一員、地域の一員 伊藤知晃
特集2 ヒトでない存在(もの)と
それぞれの生きるを支える存在として 六車由実
私とわさびという存在との関わり 伊佐和朋
ピアノと自分との付き合い――局所性ジストニアを経験して 田島明子
介護ロボット、移乗介助に異状あり? 出口泰靖
ペットロス支援の場から見るとてつもない孤独 梶原はづき
鶏(とり)と出会う 荒間 瑛
エッセイ
ザラザラした大地へ戻れ 國本康浩
ニャンとかニャらんものかニャー!?――フンする〝ご近所さん〟ネコと私との〝ソーシャル・ディスタンス〟 一石タヅル
やっぱり人情ですよ 猪瀬浩平
運転席に座るということ――バルネラブルな知識の交換のために(14) 飯野由里子
支援の現場を訪ねて
①ガチャバンともに生きる会(世田谷区)――きめ細やかな足し算と、徹底した引き算と 三井さよ
②フードバンク八王子(八王子市)――腹を括ったもう一歩 三井さよ
③自立生活支援ヒビノクラシ舎/ヒビノクラシ富士見台カフェ(練馬区)――ヒビノクラシを「制度で支え、制度の外で遊ぶ」 岡部耕典
④ホームホスピスふさの家(枚方市)――自宅ではない家での日常を過ごす 井口高志
書評
走る衝撃、交わる世界――『野生のしっそう』にみる「ともにある」ことの刹那(『野生のしっそう』猪瀬浩平著) 三枝七都子
傷つけられたHIV陽性者が語る「生きるための理論」(『HIVとともに生きる』大島岳 著) 矢吹康夫
「他愛もない」日常の迫力――児童養護施設の今日的問題を紐解く(『児童養護施設のエスノグラフィー』三品拓人著) 大日義晴
くまさんのシネマめぐり⑭
われわれは世界を破壊した 好井裕明
ブックガイド
合理的配慮の「話法」を共有する(『「社会モデルで考える」ためのレッスン』松波めぐみ著) 前田拓也
シスターフッドの物語(『「AKK女性シェルター」から「DV防止法」制定へ』波田あい子・内藤和美・亀田温子著) 深田耕一郎
彼女は書き、そして生きた(『小山さんノート』小山さんノートワークショップ編) 堅田香緒里
「生きることそのものを応援する」場から問い続ける(『それでも私は介護の仕事を続けていく』六車由実著) 土屋 葉
ケアの倫理の潜勢力(『ケアの倫理』岡野八代著) 三井さよ
感情に振り回されても、排除しない社会をつくるために(『バザールカフェ』狭間明日実・佐々木結・松浦千恵・野村裕美・マーサ メンセンディーク・白波瀬達也著) 松波めぐみ
猫を「飼う」? いや、猫は「いる」のだ(『猫社会学、はじめます』赤川学編) 山本 功
自分のことは〝さておき〟と、自分のことを〝さしおかれ〟てのあいだで(『透明人間 Invisible Mom』山本美里著) 出口泰靖
「育休」を〝わたくしごと〟にしない。でも、脱〝わたくしごと〟化できるか?(『男性育休の社会学』中里英樹著) 出口泰靖
「いなかった」ことにしないために(『同じ月を見あげて』新澤克憲著) 三井さよ
「だめをこじらせる前に」読む本(『だめ連の資本主義よりたのしく生きる』神長恒一・ペペ長谷川著) 岡部耕典
聞こえないが、聞き続ける……(『遠い声をさがして』石井美保著) 井口高志
執筆者一覧
口絵について メモ 荒間 瑛・荒間大夢・森田友希
編集後記
読者のみなさんへ――発刊15周年記念企画 ①公募「支援の現場を訪ねて」 ②公募「エッセイ」
■口絵写真撮影 森田友希 ■表紙アート 山本総来 ■ブックデザイン 糟谷一穂