刊行にあたって
第1部 障害法の原理と体系
第1章 障害(者)法制――歴史と現代 新田秀樹
第2章 障害法の法的人間像と法原理 河野正輝
第3章 障害法体系の転換――排除型から包摂型へ 川島 聡
第4章 障害のある人の法と能力――障害をめぐる社会と個人 池原毅和
コラム 障害法の確立と障害者の権利保障 竹下義樹
第2部 障害法の基本問題
第5章 平等概念の展開 植木 淳
第6章 障害に基づく差別の類型――差別禁止部会における議論を通して差別の類型論を再考する 東 俊裕
第7章 日本の障害社会支援法制の特徴と課題 藤岡 毅
第8章 障害者への暴力・虐待の防止・救済 西田和弘
第9章 手続き的権利の構造と課題――情報の提供、相談・助言、請求の援助から不服申立てまで 藤原精吾
第10章 障害者権利条約の国内的実現――国際人権法の観点から 山崎公士
コラム いわゆる「カスハラ」対策と障害者への合理的配慮を考える――改正旅館業法施行を受けて 大胡田 誠
第3部 関連領域と障害法学
第11章 障害者権利条約――日本に対する総括所見の実施 長瀬 修
第12章 障害法とジェンダー 浅倉むつ子
特論 障害関連政策とバリアフリー法 川内美彦
第13章 国際規範にみる障害のある人々の包摂と分離――「障害と労働」の扱いと制度の創発に焦点をあてて 引馬知子
第14章 アジアの障害法 小林昌之
第15章 障害者運動と障害法 崔 栄繁
コラム 国連サイドイベント報告 関哉直人