中央教育審議会における次期学習指導要領改訂に向けた議論の中心にいる著者が、学校現場におけるカリキュラムのオーナーシップ(自分ごと)回復をめざして、そもそも教育課程とは何かという基礎的知見、さらに現行学習指導要領で積み残された課題(資質・能力、評価、探究、カリマネ等)を整理したうえで、次期学習指導要領改訂論議の読み解き方を解説する。学校現場でカリキュラム・メイキングを遂行するための知見を網羅した書。
【第1部 教育課程を問うためのリテラシー】
第1章 教育課程を問うとはどういうことか
第2章 カリキュラムに関する最新の知見とその源流にあるものとは
【第2部 資質・能力ベースの学習指導要領の原点の再確認とその趣旨のつかみ直し】
第3章 資質・能力ベースのカリキュラムを目指すとはどういうことか?
第4章 観点別評価をどう捉えるか?
第5章 学びの変革をどう捉えるか?
第6章 探究的な学びをどう捉えるか?
第7章 カリキュラム・マネジメントをどう捉えるか?
【第3部 2017年版学習指導要領の「熟成」】
第8章 教育「変革」政策で問われた日本の公教育の当たり前
第9章 次期学習指導要領改訂の論点と展望