序論 食文化研究のレシピ
第1部 富山の食 ―歴史をひもとく
縄文の食王国 ― 小竹貝塚を考える―
越の国の米と酒
能登から探る食の歴史 ―邑知潟の食文化―
神饌が可視化するもの
俵物と日本海交易
食と方言から読み解く
富山の魚食博物誌
日本海における魚食の未来
「食」の完結 ―自産自消と食文化の継続―
第2部 富山の食の曼荼羅
1.つなぐ食
コラム1 貝塚から見た縄文時代の富山湾沿岸の動物食
コラム2 五箇山とうふ物語
コラム3 山間のサメ食と年取り魚
コラム4 富山の在来野菜
コラム5 鯨食と定置網漁
コラム6 日本酒
コラム7 なれずしの世界と発酵食品
コラム8 魚介類 ―富山の医食同源―
2.食と表象文化
コラム9 火のお話し ―古代日本の火の思想と料理―
コラム10 報恩講料理を考える
コラム11 立山芦峅寺集落の食文化
コラム12 富山の地で生まれた「和食薬膳」
コラム13 土徳料理
コラム14 富山の食と表象世界
コラム15 テレビドラマに見る、米どころ富山
コラム16 木崎さと子の文学 ―高岡、富山の食、日本海―
3.富山からの発信
コラム17 『富山ブラック』にせまる
コラム18 氷見の豊かな食文化 ―その変容と存続―
コラム19 富山の給食と地域力
コラム20 栽培漁業の今後
コラム21 富山のカニのものがたり
コラム22 伝統の味、ます寿し。
コラム23 日本海の潟と食
執筆者紹介
索引