イタリア建国の三傑として英雄ガリバルディ、革命家マッツィーニと並び称される首相カヴールは、目的実現のためには手段を選ばず、権謀術策を弄し、巧みな外交術を駆使して国民国家「イタリア」を誕生へと導いた天才的な政治家であった。本書では、統一国家「イタリア」を樹立した立役者であるカヴールの軌跡をたどる。
〈目次〉
はじめに
序章三人のアクターが演じたイタリア統一
Ⅰ幼年時代
Ⅱ士官学校時代
Ⅲ青年将校時代
Ⅳ農業経営者の時代
Ⅴ実業家の時代
Ⅵジャーナリスト時代
Ⅶ政治家カヴールの誕生
Ⅷ「大内閣」の成立
Ⅸ内政から外交へ
Ⅹオーストリアとの戦争
イタリア統一へ
カヴールにとってのイタリア統一
XIIIイタリアは成った
むすびに
あとがき
図版出典・主要参考文献
関連年表付
●著者略歴●
藤澤房俊
1943年生。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。東京経済大学名誉教授。