突然の別れから始まった、もう誰も失わないための学校・地域・市民によるAED普及の取り組み。「ASUKAモデル」という希望はこうして生まれた。AED大使・有森裕子氏(元プロ女子マラソン選手)推薦!
2011年9月29日、駅伝選考会に参加していた小学6年生の桐田明日香さんが突然倒れ、救命のチャンスを逃したまま帰らぬ人となった。その原因の一つは、周囲にいた教員が現場で見られたけいれんや“死戦期呼吸”を「呼吸がある」ととらえ、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の使用などの救命処置を行わなかったことだった。この悲劇を二度と繰り返さないために、遺族と教育委員会、専門家が協力して生み出したのが「ASUKAモデル」である。“迷ったらすぐに胸骨圧迫とAED”という明確な指針を示し、教員だけでなく児童生徒も含め学校全体で命を守る体制をつくりあげた。「ASUKAモデル」誕生の経緯、そして一つの命が遺した大きな教訓と希望を、遺族の想い、論説、関係者の座談会を通して伝える。