★作品社公式noteで「訳者あとがき」公開中→「FSB ロシア連邦保安庁 試し読み」で検索!
プーチン、力の〈源泉〉!
開戦にも導いた国内「最強」の諜報機関に迫る、本邦初の入門書。
あのKGBの後継組織で、かつてプーチンも長官を務めたFSB(ロシア連邦保安庁)は、単なる国内治安機関を超え、国内企業や銀行を支配下に置くほか、西側に対するサイバー・スパイ活動にも従事。今やロシアの国策にも影響を与える強大な力を持つに至った。
本書は、長らく米政府で分析官を務めた専門家が、原語資料を豊富に用いて分析した、ロシア〈最強〉機関、本邦初の入門書。
【本書の特色】
・米政府で30年以上分析官を務めた専門家による入門書。ロシア語一次資料を多数使用。
・帝政期に遡る組織の起源、構造、歴代指導者から、映画等に描かれるロシア文化内のFSB表象までを射程に。
・FSBを特徴づけるソ連時代から続く国民への抑圧的な精神構造と、ウクライナ侵攻にも繫がった歴史観を分析。
*
【目次】
はじめに
第1章 FSBの基盤
第2章 機構と文化
第3章 活動内容――実動業務、分析、技術開発など
第4章 指導部とその陣容
第5章 海外との提携
第6章 FSBの文化表象
第7章 遺産、影響および将来
図表一覧/略語一覧/参考文献/原注/索引/訳者あとがき