はじめに
序章 ふるさと、家族、あゆみ
一 ふるさと
二 私の両親
三 兄弟姉妹たち
四 高校生活、卒業間際の事故、大学進学
五 学生生活、ベトナム戦争反対と大学民主化闘争
六 司法試験に向けて
七 結婚
八 八王子合同法律事務所に入所
第1章 弁護士スタートのころの弁護士活動
一 刑法改正問題と刑法連絡会
二 公民館職員の身分保障
三 海上電機暴行捏造事件
第2章 借地借家事件
一 地代家賃の鑑定に対抗して
二 借地上の建物の建替えと地主の承諾
――住宅金融公庫の窓口を広げる一歩となるか――
三 事実が第一、足を使って考える
――飯塚和夫先生を偲んで――
第3章 弁護士として鍛えられた事件
一 Kさん労災事件
二 国際勝共連合文書配布差止請求事件
第4章 ヒューマニズムと「闘う医療人」たち
――山梨勤労者医療協会の再建――
一 はじめに
二 山梨勤医協のあゆみ
三 山梨勤医協の倒産とはどんなものであったのか
四 突然、職員を襲った倒産事件
五 新理事会の発足・労働組合との共闘と「再建に向けての5つの課題」
六 県の指導「破産申立てか和議の申立てを」
――かすかに可能性が見えた和議手続の選択――
七 同意を得る大運動
――類例を見ない壮大な闘い――
八 和議認可決定まで
九 全日本民医連の大きな支援
十 高い理念と情熱とチームワークを
第5章 日の丸・君が代問題
1999年東京都教職員組合町田支部講演記録
一 数の論理で世論を無視した法制化
二 日野市、「君が代伴奏拒否」処分事件に遭遇して
三 「伴奏拒否」戒告処分の理由
四 古い考え方が体質として残っているのではないか
五 間違った職務命令には従う義務がない
六 法律論と運動論(教育労働運動・市民運動)の接点
第6章 まちの弁護士が語る教育と平和
――七生養護学校事件から教育を考える――
一 はじめに
二 七生養護の「こころとからだの学習」とは
三 戦後教育改革の原点から考える
四 原点に立って、七生養護事件を考える
第7章 住民訴訟
一 住民訴訟と議会による債権放棄決議
――小さな村の住民が提起するもの――
二 憲法、地方自治と国立景観裁判
――自治の姿を見る――
三 ごみ搬入道路違法判決と住民自治の課題
――3市共同ごみ焼却場問題の自治的解決の方向性――
第8章 市民活動と市長選挙
一 憲法を暮らしに生かす日野革新市政と日野市民憲法記念行事の経験
二 3度に及んだ市長選挙の挑戦・敗北
第9章 時代と向き合って
一 核時代の平和構想と憲法9条
二 岸田内閣の安全保障3文書を読み、東アジアを考える
三 憲法9条、日本の約束・世界の目標
四 大国の時代から諸国の共同・平和の時代へ
第10章 青年時代からとこれから
――池上さんとの対談――
おわりに