口絵
はじめに −情報は大坂に求めよ−
第一章 ◆ 東馬、大坂へ登る
三十五歳、はじめて大坂に登る
藩主義和の改革をささえる
屋敷には長大な米蔵
松茸狩り 大いに遊ぶ
下戸には務まらぬ役
借財倍増、備え底つく
藩はじめての「御断り」
カピタン一行を見物
うどん、春慶を土産に
御用銅をめぐる交渉も
年始廻りに画人の名
第二章 ◆ 館入という商人たち
金と情報を握る商人
宴会、観劇、また宴会
この「丁寧」な接待ぶり
藩財政をささえる大坂商人
酒席も大切な仕事のうち
加島屋作兵衛の人物像酩酊商人 情に厚く
藩の「仁政」を批判される
商人は有益な
天保飢饉前夜の調達依頼
交遊、助言、駆け引きも
商人頼みにも限度が
第三章 ◆ 大凶作、国許を襲う
国許から不穏な報せ
商人も「公務」を担う
大凶作の報が刻々と
飯米確保という難題
「救世主」辰巳屋の口上
商人こぞって及び腰
買米に奔走する日々
米の移出に新たな壁
町奉行に猛烈な抗議
「国の民」は「公儀」の民
難交渉、家老の出番
大坂調達で飢餓状態を脱出
膨大な借財が残った
大塩の乱の遠因にも
「暴走」する御相手番
迷走する計画
第四章 ◆ 殖産と上方商人
秋田ブランドで売る
養蚕振興へ出仕募る
養蚕への投資は続く
金易右衛門の深謀
藩の不実 なじられる
コンサルタント 久々知屋吉兵衛
絹方の事業にも関心をよせる
第五章 ◆ 上方日々断章
熱烈「親衛隊」に あぜん
単身赴任武士の楽しみ
頼山陽と親交を結ぶ
京都での遊びを満喫
国の旅人に救いの手
京都屋敷の稲荷が人気
社会不安が馬鹿騒ぎを誘発
評価ぼちぼち秋田米
後の老中も批判の的
味わい極上 鶴の肉
高麗人参 高値で入札
少女書家「鯤」の実像
伊勢道中にぎやかに
商人ら総出で見送る
隠居後も絶えぬ交流
おわりに −財政と民政のはざまで−
あとがき