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商品説明
人間一人ひとりにとっての交通価値を考慮し,環境,福祉の観点を適切に反映して形成・実施する,持続可能な「緑の交通政策」.その具体的な姿と実現手法を描き出す.2013年に制定された交通政策基本法により高速化一辺倒の政策は見直され,利用者・住民である市民やNPOの参加のもとで総合的な交通計画を作成し,公共交通の維持を図る動きが進む.いま大切なのは,「気づき」を「根づき」へとつなげていくことである.
目次
はしがき
第1部 転換期の交通政策
第1章 交通政策基本法と緑の交通政策 (大久保規子)
第2章 道路交通関連の社会資本整備の理念転換 (新田保次)
第3章 都市交通変革のシナリオづくり (土井健司)

第2部市民参加型交通政策の展開
第4章 道路公害訴訟に係る道路連絡会の意義と課題 (谷内久美子・藤江徹)
第5章 総合交通計画と市民参加 (谷内久美子)
第6章 バリアフリーと市民参加 (松村暢彦)
第7章 公共交通と市民参加――コミュニティバスなど (猪井博登)
第8章 市民からの提案「道路の使い方を変えたい!」 (藤江徹)
第9章 自治体公共交通政策における市民参加の日仏比較――鉄軌道の再生・導入を例に (南 聡一郎)
第10章 赤字地域鉄道を財政で支える価値とは何か
――持続可能な地域発展という観点から (南 聡一郎)
第11章 被災地における公共交通の確保 (谷内久美子)
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