はじめに
EXPO’70 大阪万博に対する言説
1 万博とはなんだろうか?
大阪と博覧会
調和としての催し物―日本万国博覧会お祭り広場における催し物の意義
2 音響と映像のパビリオン
せんい館「繊維は人間生活を豊かにする」
三菱未来館―体験型映像と音響のパビリオン
イタリア館と《メルクリウス像》―万博遺産としてのモニュメント
生活産業館と田中健三
バシェの音響彫刻― EXPO’70からよみがえる響き
【コラム】大阪万博でのシュトックハウゼンと、50年後の『マントラ』関西初演
大阪万博 インドネシア館の記録
京都・泉屋博古館に残る大阪万博の香り―住友と万博
3 万博と具体美術協会
具体美術まつり(図版)
夜のイベント
【コラム】ガーデン・オン・ガーデン
構想スケッチ
具体美術まつり―「新しい美術ショー」が目指したもの
みどり館エントランスホールでの展示
4 EXPO’70の記憶
【コラム】万博と音楽―コンサートのパンフレット
1970年の「ラテルナ・マギカ」
万博の記憶 万博と関連グッズ
日本万国博覧会と地域の記憶―北摂・豊中
日本万国博覧会と大阪大学
論考
大阪万博の鉄鋼館―その起源から休眠まで
ハンパク―反戦のための万国博
大阪日本民芸館の創設とその今日的な意義―弘世現が果した役割
1958年ブリュッセル万博の人間展示と参加者の渡航文書