汽水湖の宍道湖・中海には、ヤマトシジミをはじめ、マハゼやシラウオなど貴重な水産資源が豊富にあります。
日本シジミ研究所(島根県松江市)は、20年以上にわたり、毎月、魚介類調査を行い、これまでに222種もの種類を確認しました。全国の河川の中で宍道湖と中海は、魚介類の出現種の多様さではナンバーワンといえます。
本書では、宍道湖と中海に、どんな魚がすんでいるか▼その魚はどのような形態をしているか▼何を食べているか▼どのように子どもを産み、育てるのか▼どのように漁獲され食べられているか-などを分かりやすくまとめました。
特別付録として、研究所が写したきれいな写真で構成する「宍道湖・中海の魚たち1・2」「貝の仲間たち」「ハゼの仲間たち」「エビ・カニの仲間たち」の計5枚のポスターが付いてます。親子で一緒に見ながら宍道湖と中海の生き物について学ぶことができます。
※本書は2005年5月から07年2月まで、山陰中央新報に連載された記事をまとめたものです。