末娘が誕生して数ヶ月たった頃、自分の手
をじーっと眺める姿をよく見かけました。
娘は、自分のグー握りの手に「あんただれ、
何してるの」とでも語りかけているかのよ
うでした。「お手て」は、娘にとって生まれ
て初めてできたお友だちでした。
一日一日育っていく娘と共に、「おててちゃ
ん」(この頃からこんな名前で呼んでいまし
た)も成長していきました。
ぷくぷくした小さなおててちゃんの可愛い
姿を描きとめておこうと、私はおててちゃ
んの紙芝居を作りました。
それから25 年、とうとう長年の夢がかない、
「おててちゃん絵本」が完成しました。
おーた けーこ