海外の怪奇幻想小説から、傑作を選りすぐり、
一流の翻訳で、ホラー愛好者に贈るナイトランド叢書、第5期第3回配本!
アメリカン・ホラーの大長老、マンリー・ウェイド・ウェルマンが紡ぐ連作抒情短篇集。
降魔のギターを背負う流浪のバラッド語りのジョン、ここに再臨!
人より古き者が遍在することを知る智恵深き先住民。
その幻惑的な誘いに、音と語りで立ち向かう無頼の徒――
人呼んで銀のギターのジョン!
その風来旅の吹き着く先は?
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「なら、どうしたらいい?」おれは固執した。
「そうさな」老インディアンは答えた。
「物語をこしらえるとしよう。きみとわたしとで、カフ殿の死を説明する、白人たちが信じられるような物語を」
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アメリカ南部の闇を照らす11短篇+11掌篇。
〈銀のギターのジョン〉オムニバス短篇集『悪魔なんかこわくない』の
往年の深町眞理子の名訳に磨きをかけ、
健部伸明による丁寧な註と解説を増補。
本邦初訳! 誕生篇たる「蛙の父」も収録した決定版!
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◎目次
蛙の父〜ジョンがまだギターを持たないころの物語〜
悪魔なんかこわくない
〉ジョンってのがおれの名さ
》おお醜い鳥よ!
〉なぜそういう名がついたのか
》かたちんば
〉おれはひとりじゃなかった
》松林のなかのおののき
〉ホフの話を知ってるか
》ご先祖さまが待っている
〉その場所は自分で捜せ
》ヤンドロー山の頂の小屋
〉はるか下のほうの星
》ヴァンディー、ヴァンディー
〉青い猿
》沈黙の食事
〉そう主張する資格はない
》小さな黒い汽車
〉ほかのだれをあてにできるか
》山のごとく歩む
〉そんな旅をした記憶はない
》山にのぼりて告げよ
〉まじないなんか使わない
》九ヤードのべつの布
初版 訳者あとがき/深町眞理子
増補版 解説/健部伸明
銀のジョン・カバー・ギャラリー
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★好評発売中
マンリー・ウェイド・ウェルマン「ジョン・サンストーンの事件簿(上)」
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