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本書は,刑法総論の教科書の改訂版である.改訂にあたっては,本質的な内容はそのままに,最新の立法および学説・判例の動向を反映させ,記述にも言葉を補って,初学者や実体刑法の解釈論から遠ざかっている実務家にもすぐに趣旨が伝わる「親切設計」とした.また,自説の根幹部分は変わらないものの,その論証に際しては,伏在する反対説の説得力にも配慮した.
【主要目次】刑法および刑法総論の意義/刑法(刑罰)の目的および基本原理/構成要件論 ― 総説/構成要件論 ― 各説/違法性とその阻却/故意/過失/責任とその阻却/未遂/共犯/罪数/刑法の適用範囲/刑罰論