<目次>
はじめに
序章 異年齢保育新段階――安心感を土台にした〈おうち〉モデルの「暮らしの保育」
Ⅰ 「暮らしの保育」の風景
第1章 台所と食卓を暮らしの真ん中に――三島奈緒子実践(きたの保育園)から
第2章 暮らしとしての「季節と天気」「ご近所」、人間模様としての「1歳児」――石坂聖子実践(ひまわり保育園)から
Ⅱ 「暮らしの保育」の子どもの育ちと大人のまなざし
第3章 「子ども理解」から「子どもへのまなざし」へ――子どもは理解の対象でしょうか?
第4章 発達論的「理解」から実感的「理解」へ――子どもは手持ちの力で今を精一杯生きている
第5章 変化する大人のまなざし――「知る」「気にかける」「拾う」「距離感」
Ⅲ 「暮らしの保育」の構えと振る舞い
第6章 育ちの基盤としての「形成」
第7章 大人の構えと振る舞い――「願いをいったん横に置く」「重ねる、半身で暮らす」
第8章 大人同士の付き合いとコミュニティ――暮らしの保育に「先生」はいません
第9章 過疎地の小規模・異年齢保育の魅力――地域も元気にする「屋根のない保育園」
終章 「暮らしの保育」――まとめと検討課題
寄稿1 「暮らしの保育」の夜明け 小山逸子
寄稿2 異年齢保育の背景と年齢別保育との関連 渡邉保博