舞台技術者、制作者、施設管理者のために書かれた舞台技術制作の入門書
劇場・ホールの歴史や、舞台機構、照明、音響、映像それぞれの設備・機器の説明、制作過程についての基礎をまとめた 『舞台技術の共通基礎―公演に携わるすべての人々に』。2014年の刊行以来、教育機関や研修での教材として多くの方々にご利用・ご好評いただいています。
この度の改訂版では、2024年に発行された『劇場等演出空間の運用および安全に関するガイドラインver.4』から、公演制作過程での注意事項なども掲載。特に危険度の高い高所作業については、着用が義務付けられるようになったフルハーネス型の墜落制止用器具や、脚立の使用法など、イラストを用いて分かりやすく説明しています。さらに、公演中のアクシデントや地震などの自然災害・火災・感染症拡大などの緊急時に、公演の再開/中止を判断するにはどのような手順と備えが必要か、なども表やチャートにまとめました。
舞台技術に関する基礎的な知識を横断的に網羅し、舞台技術者はもちろん、制作者や施設管理者にとっても活用度が高い1冊です。