第一章 悠久の歴史を「あととむ」
歴史は鏡/日本は「古代が生きている国」/仕舞われたままの日本の「遺品」/学校教育で大事なことは「同じ歴史・言葉を共有すること」/校歌に歌い継がれた歴史を継ぐ心
第二章 護国の英霊をお慕いして
(1)戦歿者遺骨収容の現場にて
靖國神社を初めて知った学生時代の体験/遺骨収容事業への参加―日本人にとっての遺骨、供養とは/なぜ遺骨収容の現場で不思議な現象が起こるのか/遺族の苦労/誰かのために死を覚悟するということ/今を生きる私達が、靖國神社の境内を歩くということ
(2)万葉集の時代から、大東亜戦争まで貫かれている精神
妻への思い /母への思い/英霊の遺書に共通する言葉、「笑って」死ぬ/若き学徒兵の覚悟
(3)私達は皆、先人のゆずり葉
「身代わりに立つ」/今茂っている青葉は、戦友の子供や孫達/世のお父さん、お母さんたちは、何一つ持ってゆかない/万葉と大東亜―時を超える防人の歌
第三章 口承文芸の知恵に学ぶ
歴史を失うことの残酷さ/民話によって守られてきた日本の原風景/「桶と井戸水」―勤勉の美徳/「草履と唐傘」―人生は心次第/わらべ唄に込められた教育観―なぜ歌詞を変えてはならぬのか/教育の役割を果たしていたわらべ唄/「つっつ婆」の教えと識者の教え
第四章 皇室を仰ぐ国に生きる喜び
日本は、言霊の幸ふ国 /大御宝とは?/鋏で煙は切れない/皇居勤労奉仕はどのように始まっていったのか/一折の菓子がもたらした「大御宝」であることの喜び/皇居勤労奉仕の体験
あとがき