1974年から営業している岡山のライブハウスPEPPER LAND。オーナーの能勢伊勢雄は、前衛映像作家、写真家、音楽・美術評論家、また現代美術展企画等の顔を持つ。岡山出身で1978年生まれのデザイナー・軸原ヨウスケ(「アウト・オブ・民藝」)が、延べ25時間にわたるロングインタビューを敢行!……博覧強記の人・能勢伊勢雄が自らの実践と時代を振り返りながら、出会った人々の思想や言葉、音楽・映像・書物などの膨大な資料と記憶をたどり、中央からしか語られてこなかった戦後日本のカルチャーを岡山から語り尽くす。下段に脚注を設け、作品・人物・事柄に簡単な解説を付した。(発行:COCHAE/発売:大福書林)
能勢伊勢雄氏と私自身の人生の肥やしが、ここまで重なり合っていたという事実に昇天!!! 読めば読むほど、かつて体験したテクスト群が側頭葉から降りてきて、自らのエゴ=アイデンティティの根や幹を形成した養分として再活性化する!! これは、松岡正剛氏、能勢伊勢雄氏、武田崇元氏、武邑光裕氏、そして私、宇川直宏が、暗黙のうちに共有してきた教義体系そのものではないか!!!!!! アウト・オブ・ヘドニズム!!!!!!
宇川直宏(DOMMUNE)
ぼくは能勢さんの話をラジオで聞くのが好きだ。能勢さんの話を聞いていると、「生きていく上で大事なことはみんなわかってしまうのではないか」という気持ちにさせられる。〈ドキュ・バイオグラフィ〉とでも呼ぶべきこの本を読み、氏の肉声で語られるカウンターカルチャーの数々の逸話に魅了された。新しいものを創造したいと考え、苦闘している若い人たちに本書を推奨したい。きっと良いヒントが与えられると思うから。
赤田祐一(「スペクテイター」編集者)