• 発売日:2025/10/30
  • 出版社:洪水企画
  • ISBN:9784909385611

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共苦─コンパッション

共苦─コンパッション

通常価格 2,420 円(税込)
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商品説明
ひとつの生の苦しみの行路の果てに確立された思想を核にもつ批評はしなやかに強く、内奥において熱い。人間世界の数多の悲劇的難問を読み解く決定的な鍵を「共苦=コンパッション」と命名する著者は、そのアルキメデスの支点に拠り、人類史の総体を視野に入れながら、中世・近代から現代に至る詩歌、小説、そして論考や学の根底を見極めて陰翳の襞をくぐる対話を試み、それぞれの文学の苦い声を非戦の祈りの和音へと解き放つ。
文芸評論家の神山睦美が自ら主宰する書評研究会の活動をきっかけに生まれた批評文や対談、インタビューを集めたもの。冒頭の小説的な作品「日々流滴」「流れのなかで」は二十年以上前のものだが、それ以外はここ数年の間に書かれたもの。
目次
序章 メモリー

日々流滴
流れのなかで

第一章 インタビューと対話

原民喜と原爆──青木由弥子
小林秀雄と戦争──岡本勝人
絶対非戦論──佐藤幹夫

第二章 詩論Ⅰ 

世界の消滅と最後の人間──夏石番矢『俳句は世界を駆けめぐる』
「死の光」への道すじ──江田浩司『メランコリック・エンブリオ 憂鬱なる胎児』
存在喪失のモティーフ──林浩平『全身詩人 吉増剛造』

第三章 思想論

「悪」の立場からの「贖罪」──大澤真幸『我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの』
本土決戦と黙示録的情熱──笠井潔『自伝的革命論』から『例外社会』へ
「政治的なるもの」への反措定──劉燕子『不死の亡命者』

第四章 古典論

南島歌謡と柳田民俗学──藤井貞和『古日本文学発生論』
民衆の不遇感と妹の力──兵藤裕已編注『説教節 俊徳丸・小栗判官他三篇』

第五章 詩論Ⅱ

存在の不遇性──現代詩文庫『有働薫詩集』
苦痛の実存──現代詩文庫『杉本真維子詩集』
プライドをそがれた言葉──小池昌代〈編〉『放課後によむ詩集』

終章 思想家論

アイロニーとしての村上一郎


あとがき 
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