経営とは、戦略や制度を整えることではない。
最終的に組織を動かすのは、経営者自身の「覚悟」と「生き様」である。
著者・横塚雅章は、27年間大手コンサルティング会社で現場に立ち続け、事業承継・組織変革・人財育成の最前線を伴走してきた実践派コンサルタントである。
2013年、右脚切断の宣告を受けたことを契機に、自らの人生を深く内省し、「過去は変えられないが、認識は変えられる。未来は、自分で創れる」という確信に至る。
本書は、知識を与える経営書ではない。
また、成功体験を語る自慢話でも、精神論に終始する自己啓発書でもない。
経営者が、自分自身と正面から向き合い、夢ロマン(ありたい姿)を言語化し、明るい覚悟をもって一歩を踏み出すための「思考と実践の書」である。
戦略、組織、リーダーシップ、セルフエスティーム、リフレクション――現場経験と行動科学を融合させ、「現場で本当に機能する考え方」だけが、具体的なフレームとして惜しみなく示される。
迷っている経営者に、答えは与えない。
問いを突きつけ、考え抜かせ、腹をくくらせる。
これは、経営者が
「どう儲けるか」ではなく
「どう生き、何を遺すか」
を決断するための一冊である。