• 発売日:2022/08/01
  • 出版社:中国文庫
  • ISBN:9784910887005

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黒い雪玉 日本との戦争を描く中国語圏作品集

黒い雪玉 日本との戦争を描く中国語圏作品集

加藤三由紀 (編集)
通常価格 4,180 円(税込)
通常価格 セール価格 4,180 円(税込)
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  • 発売日:2022/08/01
  • 出版社:中国文庫
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商品説明
この本は、中国と日本の戦争を中国語で描いた詩や小説、エッセイを収めた翻訳集です。中国と日本の戦争といっても、中国の人びとにとって、戦争とは行くものではなく来てしまうものでした。作品の中でも「なぜ日本人は来るのだろう」という問いがしばしば発せられます。それは、日中戦争が日本軍による一方的な中国への侵攻だったからです。日本人である私にとって、自分が生まれる前のことであろうとも、日本による侵略を描いた文学を読むことは、自分自身が責められているようなつらさがあります。自分を加害者側に据えて身構えてしまいます。けれども、語り手の思いに寄り添い読み進めるうちに、いつしか心の鎧が外れていきました。文学は、自分の固定化された感覚からしばし離れて世界を見る力を与えてくれます。小さな翻訳集ですが、中国の側から戦争を語る声に耳をかたむけ、そこから心のなかに時空を超えた対話が生まれるよう、願っております。(本書「読者の方へ」より抜粋)
目次
戦禍のなかで
防空壕の抒情詩(穆旦)        佐藤普美子訳
日本兵がひとり(陳輝)        加藤三由紀訳
職業――ハルピンの物語(蕭軍)     下出鉄男訳
原野の叫び(蕭紅)           下出宣子訳
夫と妻(三篇)
五四の夜(老舎)           布施直子訳
多鼠斎雑談(老舎)          福島俊子訳
北平から重慶まで(胡絜青) 福島俊子・布施直子訳         
平楽を憶う(馮至)          佐藤普美子訳
戦後を生きる
英子の手紙(林海音)          天神裕子訳
ある懐中時計(黄春明)        西端彩訳
美満(呉念真)          倉持リツコ訳
父と娘(二篇)
さらば友よ(王嘯平)      松村志乃訳
父の本(王安憶)         松村志乃訳
記憶を紡ぐ
黒(鉄揚)            加藤三由紀訳
黒い雪玉(葛水平)   加藤三由紀・齋藤晴彦訳
青いスカーフ(劉照如)       徳間佳信訳
中国の雪男(房偉)        塩旗伸一郎訳
人と獣(莫言)          塩旗伸一郎訳
咆えるモノ(韓少功)       加藤三由紀訳  
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